時には叱ることもある。

昨日は冬期講習のガイダンスとともに、中3の確認テストの日でした。

今回の内容は若干生徒が苦手としている分野ではあるので、不合格者が多かったですね。

 

不合格になったものは、そこから解答を自分で調べていかないといけません。

できない問題をそのままにしない。

そして、自分で調べる力を育てる。

 

そう思い、解答を調べさせているのですが、昨日は22時まで残ってしまう子が多かったです。

そんな中、とある中3生が数学の問題で苦戦していました。

 

「私は教科書で調べなさい」と日ごろから言っているので、その子は普通に教科書で調べていました。

しかし、その解法が載っていないということなのです。

私も確認しましたが、確かに載っていませんでした。

 

基本的に教科書に載っていないことは私が指導することにしています。

ただ、私はとあることにふと気づき、それを確認することにしてみました。

 

それは、課題で解いているテキストに類似問題があるのかどうかです。

テキストを開き、今回の課題範囲の箇所を見てみると、たしかにありました。

テストと同様の問題が書いてあったのです。

 

その問題の解説を見ても、しっかりと解法が載っていました。

ということは、この子は課題をやっていて、その問題がよくわからなかったにも関わらず、それをできるようにはしていなかったのです。

 

私は「できないことをできるようにする」ことが勉強だと思っています。

そうなると、この子は正しい勉強していなかったことになります。

 

もし、課題で分からなかったのなら、テスト前に私に聞きにくればよかったんです。

万全の状態でテストを受けに来ればこんなことにはならなかったんです。

だから、私はこの生徒を叱りました。

 

間違った勉強方法をどれだけやったところで、入試で問題を解くことはできないのです。

できない問題をどう解けばいいのかを考えないと、頭は柔らかくはなりません。

頭が柔らかくならないと、捻った問題を解くことはできないのです。

 

課題はあくまでも自分の弱点を知るためにやっているのです。

それを克服しないで入試で点数を取りたいなんて話になりません。

 

受験に合格するためには、自分に厳しくできない問題をとことんできるようにするしかありません。

甘い考えは捨てて、次こそ反省を生かして進んでほしいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。