子どもって成績のことで怒られると、「次は頑張るから!!」って言いますよね。
で、親は「もう仕方ないわね、次頑張んなさいね」としかめっ面で言います。
ちなみに、次っていつか知っていますか?
定期テストだったら、5か月後くらいです。
テスト勉強を直前に行うとしたら、その間は頑張らないことになりますよね。
子どもの「次は頑張るから」という勉強やるやる発言は、その場しのぎの発言です。
そのまま子どもの言うことを信じないでくださいね。
勉強をやるって言うなら、子どもを怒ったその日にやらせてください。
そして、その後、毎日勉強をやらせてください。
もちろん、次の定期テストまで毎日です。
本来、次の定期テストで頑張るというのは、その瞬間から頑張ることを指します。
それを定期テストまで続けて初めて子どもの言ったことが真実になるのです。
しかし、親もそのことを忘れます。
親だって人間ですし、5か月先のことを覚えてはいられないでしょう。
もし、5か月後になって子どもに約束を守ってもらうからねと言えるのなら、それはそれですごいことだと思いますけどね。
何度も言いますが、子どもが勉強をやるやるというのはその場しのぎのウソです。
なぜかというと、テストの点数がとれなくて本当に悔しいと思っているなら、その日のうちから頑張りだすからです。
実はうちの塾に勉強やるやる詐欺が得意な子がいるんです。
その子は私に怒られる度に「勉強やります!頑張ります!」の宣言を残して帰宅していきました。
しかし、その効力は1週間持ちません。
次の週には毎日勉強することの約束はなかったことになっています。
私はめげずに何度も怒りました。
何度怒ったことでしょう。
それが10回にもなろうかというときでしょうか。
その子のやるやる詐欺はなくなりました。
ようやく勉強を本気でやるようになったのです。
これに費やした期間は約2年です。
2年もの間、怒られ続けたこの子のメンタルもすごいですが、怒り続けた私もよく続けられたなという感じです。
それでも、最後には人は変わるのです。
保護者の方々には、子どもに勉強をやらせることで、めげずに頑張り続けることのお手本になってほしいですね。
自分の子どもが勉強をやるようになるまで、根気強く勉強をやらせてください。
これができないのなら、子どもの成績が低いのは覚悟するしかないですね。
子どもが勉強をやらないのは、子どものせいではないのですから。
子どもに勉強させたいのであれば、親が本気になってくださいね。
親が本気で怒っているのかどうか、子どもは見抜きます。
子どもが「あ、これマジで怒っているやつだ・・・」と思わせることが大事だと思いますよ。
ちなみに、親子で家庭学習の習慣を身につけられれば塾はいらないですからね。
まずは、親が子どもに勉強させることを頑張りましょう。
よろしくお願いしますね。
それでは、今日はこの辺で。