今日、自習をしていた中3生が「勉強めんどうくさい~」と言っているのを聞き、その生徒に「なら、勉強しなくていいよ。家に帰って、親に塾辞めるって言えば」と言い放ちました。
その生徒は冗談で言っていたのに、私にそこまで怒られたので顔が青ざめていました。
その後も勉強を続けていたその子に、「なんでいんの?帰れば」と追い打ちをかけたのですが、その子から「すみません、冗談で言っただけです」と謝罪がありました。
その後、私はその子に「マイナス発言はやめなさい」と伝えました。
なぜ、ここまで真剣になってこの生徒に対応したかというと、「発言」というのは実現力があるからなんです。
マイナスなことを言っている子は、もし冗談で言っていたとしても、本当にマイナスな方向に進んでしまうのです。
勉強が面倒くさいなんて、みんな一緒なんです。
本当は家でのんびり遊んでいたいんです。
それを我慢して勉強している子だっているのに、1人がマイナス発言をしていたらいい気持ちはしません。
下手をすると、周りの子にもその言葉の効果が波及してしまうかもしれません。
それをなんとしてでも防ぎたかったのです。
発言というのは、何も本人だけの問題ではありません。
周りの人間も発言には気を付けなくてはいけないのです。
生徒のやる気をそぐような発言は極力しない方がいいと思います。
かく言う私も生徒に失言をしてしまうことがあるので、反省しないといけないんですけどね。
言葉を発してしまうと、それは言霊となって効力を発揮します。
だから、プラスのことばかり言っていた方がいいんです。
そういえば中1に一人、プラスなことばかり発言している子がいますね。
根拠のない自信がある子だから、少し問題視していたんですけど、プラス発言と考えればそのままでいいのかもしれませんね。
また、最近、マイナス発言からプラス発言に変わった中2もいましたね。
塾に入りたてのころは、「自分はできない」「勉強したってできない」「覚えられない」とマイナス発言連発で、私をイラっとさせていました。
しかし、最近は努力の成果が勉強に現れてきたからか、「自分天才!」とプラス発言をするようになってきたんです。
私は苦笑しながらも「そうだね、天才だね」と相槌を打っています。
プラス発言が出てきたというのは、勉強が楽しくなってきている証拠なのかもしれません。
子どもはできるかぎりほめてあげて、勉強のやる気を促してあげるべきでしょうね。
根拠がないプラス発言でも、夢を実現する力があるのかもしれませんよ。
それでは、今日はこの辺で。