授業で理解させても、覚えさせないと意味はなし。

塾は学校の授業よりわかりやすくないと意味がありません。

そうでないと、塾に来る意味がないからです。

だからこそ、塾講師というのは日々精進するのです。

 

しかし、何年か塾講師を経験すると、授業の質は上がりにくくなります。

最初のころと比べて、劇的に変化することはないでしょう。

3年くらい塾講師を続ければ、それなりに生徒を指導できるようになると思います。

 

ただ、授業の質がどれだけ上がろうが、それだけでは生徒の成績を上げることができないのです。

なぜなら、授業はあくまでも理解する場であり、理解をさせても暗記をさせないとテストで点がとれるようにはならないからです。

 

塾にとって、授業がわかりやすいのは当たり前のことです。

実際、授業料というのは、授業の対価です。

授業の回数に応じて、月謝というのは決まってくるのです。

 

塾によっては、授業だけしかしないところがありますね。

しっかりと授業はやるものの、それ以降は生徒任せというわけです。

その場合、生徒のやる気によって、成果は左右されます。

 

自主的に授業の復習をする子は成績が伸びますが、授業後何もやらない子は成績が上がりにくいでしょう。

生徒の自主性を重んじるならこのやり方も一体の評価はできますが、自主性がない子にとっては効果は薄いでしょう。

 

うちの塾は授業でやったことを、宿題で復習させます。

そして、単元が終わるごとに、単元テストを実施し理解度を確認するのです。

 

単元テストは合格できなかったら追試です。

理解できるまで、何度も追試をし、生徒の理解度を上げていくのです。

 

このように生徒の土台を固めていきます。

そして、定期テスト前になったら、今まで習った知識をすべて暗記させていきます。

とにかく、学校ワークを繰り返させ、生徒に知識を植え付けていくのです。

 

ここまでやって、やっと生徒の成績に変化が出てきます。

少しでも上がっていけば、そのまま上昇気流に乗って、成績を上げていこうと思うでしょう。

点数UPという事実が生徒のモチベーションを刺激していくのです。

 

正しい手順で生徒を指導できるようになれば自然と成績は上がってくると思います。

ただ、それでも生徒のやる気には左右されてしまいますけどね。

ほとんどの生徒が授業を理解してくれていますが、その後の動きは生徒によって違うので、どうしても差がでてきてしまうんです。

 

もし、今通っている塾の授業に不満があるのなら、塾を変えることを検討するのもアリかなと思います。

そもそも塾の授業の質が低いのは問題ですからね。

 

塾のシステムは大事だと思います。

ぜひいいシステムを採用している塾に通ってくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。