勉強を熱心にしていて、いろいろな用語を暗記しても、その知識を組み立てて正解を出すのがなかなかに難しいんです。
数学という教科は特にそういう特徴があり、計算方法や公式を知っていても正解までたどり着くことができない問題が多いです。
ま、それは高得点を狙うとなった場合ですけどね。
難問と呼ばれる問題は、段階的に考えていかないと解けないんです。
例えば、入試に必ず出る「関数」の問題。
覚えるべきことというのは、そんなに多くはないのですが、いつどこでそれを使えばいいかがわからない子が多いです。
そして、座標上にメモをすることもせずに解くので、ますます何をしていいかがわからなくなります。
関数の問題を何度も解いていても、それがまとめて問われる問題は解くのが難しいのです。
理想は自ら問題に挑戦し、解法を少しずつ構築していくことです。
これが自力でできる子は、高校に行っても数学で詰まることはないでしょう。
自力でできないとしたら、塾などに頼るしかないでしょうね。
学校の授業ではそこまで詳しく教えてくれないので、塾で解法を学んでいくしかないでしょう。
これこそ塾を利用すべき理由になります。
塾は補習のために行くよりも、おのれを高めるために行くべきなのです。
塾で色々なテクニックを学び、それを用いて問題を解けるようになれば、問題を解く時間も短縮することができるでしょう。
理科も単元によっては、生徒たちが手も足も出なくなります。
例えば、今中3生が習っている「イオン」という分野です。
この分野は理解できない子がほとんどです。
そもそも学校の先生自体がうまく説明できない分野であり、自ら考えるのもしんどい分野なのです。
うちの子たちは土曜の集団授業でかなり理解してくれていると思いますが、それでも定期テストで高得点をとるのはさらなる努力が必要でしょうね。
ただ、こういう分野というのは、自ら理解ができると途端に学力が上がる分野でもあります。
難問を自力で理解するのは、大変な労力を必要としますが、これに挑戦して理解を勝ち取れた時、かなり学力は上がりますよ。
上位の高校に行こうと思っている子は、この受験勉強がいい機会になります。
とにかく頭をいじめぬいて、高校でもついていけるだけの学力を身につけましょう。
それでは、今日はこの辺で。