何で先生は400点をめざせと言うの?

今日のタイトルは、とある中1生から出た素朴な疑問です。

この400点というのは、定期テストの5教科合計400点ということです。

つまり、1教科平均80点を目指しなさいと言っているのです。

 

ちなみに、この中1生は前回の定期テストで400点を越えている生徒です。

「次回の定期テストでも400点を目指しなさい」と声をかけると、タイトルのような疑問を投げかけてきたんです。

 

私が400点と言っているのは、目線を下げないでほしいからなんです。

合計400点って優秀なんでしょうか?

私は大したことじゃないと思っています。

 

だって、1教科につき80点をとればいいんですよ?

20点も間違えていいんです。

20点も間違えていいなんて、とんでもなく楽ですよね。

 

普段、60・70点をとって満足している子は、真剣に勉強していないんでしょう。

真剣にテスト勉強に臨めば、80点以上を狙うことなんて簡単なんです。

 

もし、簡単じゃないと思うなら、まずは定期テストのための勉強を、定期テスト2週間前から平日は2時間ずつ、土日は3時間以上やってみてください。

それでも点数が上がらないなら、それはその子の能力がないってことなんです。

 

そこまでやっていないのに、自分の子は無理とか、400点以上とれるのは頭がいい子だけとか言わないでくださいね。

才能のあるなしなんて、努力をしてみなければ、わかることではないんです。

 

あ、ちなみに、もっと楽して点数を取りたいと思っている人がいたら、そんな期待は捨てた方がいいですよ。

だって、そんな方法はないですから。

「何もしないで点数だけとる」なんて、そんな夢物語あるわけないんですよ。

 

さて、話を戻します。

400点以上を目指し続けるのは、その勉強量をキープし続けてほしいということなんです。

人はほっておくと、すぐに目線が下がってしまうものなんです。

 

実は、上記のこの中1生も目線が下がってきていました。

学校で数学の計算テストがあったらしいのですが、その子は平均点を越えていることを喜んでいたんです。

そして、周りが自分よりできないことを喜んでいました。

 

正直に申しますと、周りの生徒の結果が低いのは私にとってどうでもいいことです。

その周りの生徒が、単純に勉強していないだけのことなので。

しかし、うちの子が点数が低くても満足しているのは見逃すことはできません。

 

そんなやわな鍛え方をしていませんし、そもそも周りのできない子に勝っているからといって、何も自慢することなんてないからなんです。

むしろ、そのクラスのトップクラスの子と争ってほしいのです。

たとえ、そのトップクラスに勝てなかったとしても、その子たちを目指してほしいのです。

 

一度、目線が下がってしまうと、人はどんどんそれに慣れてしまいます。

あっという間に、勉強のできない人と同じグループにいることが当たり前になってしまい、点数を上げようという気力はなくなってしまうのです。

 

中1の時期は特に大事だと思います。

勉強をやらないで、点数を下げることなんて、いつでも簡単にできることです。

当たり前ですが、そんなものは自慢にもなりません。

 

あくまでも勉強を続け、成績を高い状態でキープし続けてほしいです。

そして、中3生になったとき、自分の実力に合った高校に行けばいいのではないでしょうか。

そのとき、私は「○○高校に行け」とは言いません。

 

どの高校に行こうかと悩める子というのは、今まで勉強を頑張ってきた子だけなんです。

その資格を持つためにも、定期テストは頑張らせる必要があるのだと思います。

ぜひ、次回の定期テストで高得点がとれるように、準備を始めていきましょう。

 

 

それでは、今日はこの辺で。