点数をとるには、経験が必要です。

点数を意識すべきだと、昨日のブログで書かせてもらいました。

では、点数をとるために必要なものは何なのでしょうか?

 

もちろん、努力が必要です。

勉強時間を多くすることはとても大事なことなんです。

しかし、それだけでは足りないのです。

 

点数の上げ方を知らない子が闇雲に勉強したところで、点数が上がることはありません。

本当であれば、点数をどうやって上げたらいいのかを考え、試行錯誤をしていかないといけないのです。

 

点数を上げる方法は無限にありますが、その人に合うやり方は一つしかありません。

それを見つけるためにも、トライアンドエラーを続けないといけないのです。

間違っていれば直し、良いものだけを取り入れていけばいいのです。

 

これは一朝一夕で身につくものではありません。

それこそ、小学生のころからコツコツ勉強してきたものだけが自然と持ち得るものなのかもしれません。

もし、短期間にその方法を見つけたのであれば、とにかくトライアンドエラーを繰り返していくしかないのです。

 

このように努力の割に成績が上がらない子の多くが、点数の上げ方を知らないのです。

ですが、それも仕方のないことです。

今までの勉強自体が少ないのですから。

 

努力しても点数が上がらなかったとしても、それはその子のせいなのです。

うちの子は頑張っています・・・でも、点数が上がらないんです。

そんな子をたくさん見てきましたが、どんなに努力しても点数が上がらないのは本人が悪いんです。

 

点数が上がるか上がらないかは、努力の量で決まってきますが、それでも人によって差が生まれます。

その差というのは、今までの勉強の歴史なのです。

 

小学校のころ勉強してこなかった子が、中学で成績をあげられるかというと、難しいでしょう。

そして、中学で勉強しなければ、高校でも成績は上がりません。

つまり、現時点の努力が報われないのは、その前の勉強状況が良くなかったからなんです。

 

例えば、中学校の教科書を読むとします。

小学校の教科書に比べると難しい言葉が増えますが、小学生のころから継続して勉強をつづけた子なら内容を理解することは簡単です。

 

しかし、小学生のころ勉強した歴史がない子は、中学生の教科書を理解することすらできないのです。

中学生の教科書が理解できないなら、高校の教科書は無理でしょうね。

こうやって勉強の負の連鎖というのは続いていくのです。

 

もし、我が子が頑張っている割に点数が伸びなのだとしたら、小学生のころに勉強していたかを振り返ってみてください。

 

小学校のテストがいつも満点近くとれていましたか? 

小学校の宿題はきちんとやっていましたか?

漢字ドリルや計算ドリルは繰り返し解いていましたか?

 

小学生のころ、あまり勉強してなかったなあと感じるのであれば、今点数が上がらないのも仕方のないことなのかもしれませんよ。

今、お子さんが小学生なのであれば、毎日勉強させることから始めてくださいね。

そして、子どもが色々な方法で勉強しているのを優しいまなざしで見つめてあげてください。

 

その経験が将来に必ず活きてきます。

ぜひ、早めに勉強の歴史を築き上げてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。