高校生になることを想定して指導する。

昨日は私の進化について語りました。

今までの失敗を経て、ここまで変わってきたんですけど、まだまだ進化が必要だと思っています。

自分自身の進歩をすることを止めたら、塾講師も辞めた方がいいのかもしれませんね。

 

中学生を指導していると、まずは高校に合格させることが目標になってしまいます。

塾に通う多くの中学生が第一志望の高校に進学したいと考えているのだから、当然なんですけどね。

高校合格するために頑張らせるのは、塾の使命のようなものです。

 

しかし、それだけでは足りないんですよね。

高校合格をゴールにするのは間違っているんです。

高校合格はあくまでも通過点であって、ゴールではないんです。

 

むしろ高校生活の方が頑張らないといけないんです。

これはどの進路に進むとしても、頑張らなきゃいけないことに変わりはありません。

 

大学に進学するなら、高校の勉強を頑張らないといけません。

センター試験が廃止され、大学入試改革が始まりますが、この入試で勝ち残るためには今までのノウハウでは通用しないのです。

 

今までは高3の一年間大学入試のための勉強を頑張れば、なんとか大学に進学できていましたが、これからは高1・2でも継続して勉強を続けなければならないでしょう。

 

就職するにしろ、専門学校に行くにしろ、希望のところに進みたいのであれば、高校の成績はある程度とっておかなくはいけません。

遊び続けている子に明るい未来なんてないんです。

 

このように高校生活でも勉強が続けられるように、中学生を鍛えていかなくてはいけません。

中学時代に勉強する体力や自分に合った勉強方法を身につける必要があるのです。

 

私は常々、中3生に高校を想定した指導をしています。

「この問題を自分で理解できないようでは、○○高校ではついていけないよ。」とか、

「将来、○○になりたいなら、○○高校で○○番に入っていないとダメだよ。」とか。

 

このつぶやきを刷り込むことで、高校生活が漠然とでも想定ができるようになると思います。

これをするのとしないとでは、高校に入ってからの勉強の姿勢が変わってくるのだと思います。

 

高校に進学することは大事ではありますが、その先に将来の進路が待ち構えているわけです。

これを忘れることなく、ご家庭でも指導をしてもらいたいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。