昨日とある中2生が自習に来ていました。
今週から英単語テストが再開しましたので、30分くらいかけて英単語テストを書き練習をしながら覚えていました。
机間巡視をしながら自習をしている子に声をかけると、その子がこんな発言をしました。
「先生、この英単語なんて読むかわからないから覚えられないよ!」
おぉ、その欠点に気づいてしまったんだね!と私はドキっとさせられました。
実はこの子の言う通りなんです。
英単語表には、英単語の読みが書いていないんです。
以前、英単語表に英単語の読みを入れようとしたんですけど、どうしても一枚の紙の容量を越えてしまうので断念していました。
ただ、漠然となんとかしないといけないなぁとは思っていたんです。
その子とそれについて話をしていると、その子からこんな提案が出ました。
「じゃあ、別の紙に発音だけ載せたらいいんじゃないの?」
私「・・・・おぉ、解決しちゃったよ。」
こんな簡単なことが考えつかないなんてどうかしてますよね。
でも、この提案が生徒から出たのがうれしかったですね。
というのも、この生徒が真剣に英単語を覚えようとしているから出た言葉だったからです。
うちの小テストは暗記することのテクニックを磨くために実施しています。
暗記するにも技術が必要なんですよ。
テストで点数をとるためには暗記しておかないと無理ですからね。
もちろん、ただ暗記するだけではダメなんですけどね。
用語の意味もきちんと把握しないと成績は上がらないんです。
それでも、頭の中に必要な用語があるってことは、勉強において大事なポイントなんです。
とはいえ、英単語を読むのって、ある程度読みのルールを覚えておけばできることではあるんです。
ちなみに、小学生のころからうちの塾生になっている子は読みのルールを徹底的に教わっているので、初めて見る英単語も読めるようになります。
上記の子は中2からうちに転塾した子なんで、英単語の読みのルールがわかっていないんですよね。
だからこそ、読みを教えてあげないといけなかったんですけど、それができていませんでした。
今回は勉強に前向きな子だからこそ出た提案でした。
こんな提案が数多く出てくると、自学力がUPしていることになるんですけどね。
生徒から活発に意見が出てくると嬉しいですね。
それでは、今日はこの辺で。