とある子に説教をしていたら、その子は面白くなさそうな顔をして聞いてました。
そして、その子から出た言葉が「困るのは自分ですから・・・」という一言でした。
イラっとはしましたが、確かにその通りなんですよね。
私や親から言われた注意なんて、子ども自身には届かないことが多いです。
その子のことを想って投げかけている言葉なのに届かない・・・
やるせない気持ちになりますよね。
上のセリフを言った子は、まだ、真に「困る」という経験をしていません。
このままいけば、いずれ「困る」状況に陥るのです。
それがいつ来るのかが問題になりますね。
その時期が受験に近くなればなるほど、手遅れということになります。
でも、それはその子の運命かなって思いますね。
散々、人の忠告を無視してきたのですから、痛い目にあわないとわからないのかもしれません。
ということで、当分の間、上記のような子は放置することとします。
実力テストの点数が下がるだけ下がってもらって、「困る」状況に陥ってもらいましょう。
そうなれば、私たち大人の助言に耳を傾けるようになるかな。
教え子の中には、10月でその時機を迎えた子もいますし、1月にその時期を迎えた子もいます。
10月の子は、私との面接中に泣いてしまいましたね。
そこから心を入れ替え勉強し始め、みるみるうちに点数を伸ばし、第二志望の高校ですが余裕で合格することができました。
1月の子は、私との面談中に青ざめた顔になり、その面談中に第一志望の受験をあきらめました。
そこから真剣に勉強に向かうようになり、第二志望の高校に無事に合格できました。
どちらも第一志望の高校へは進学していません。
とはいえ、きっちり反省して前向きに受験に向かわせたので、後悔自体は薄くなっているのだと思います。
聞き分けのいい子は、素直に忠告を聞いてくれるので、そのままのペースで注意をしていこうと思います。
そして、聞き分けの悪い子は、当分の間放置ですかね。
困った状況になった時を見計らってアドバイスを再開しましょうかね。
ちなみに一言断っておきますが、この放置というのは見捨てることではありませんからね。
見守ると言った方が近いでしょうかね。
意外と、この見守るって私にとっても辛いんですけどね・・・
ガーーー!と怒った方が楽なんですよ、本当は・・・
でも、今回は静観を決め込もうと思います。
どれだけ我慢ができるかな。
ということで、私も頑張りますよ!!(笑)
それでは、今日はこの辺で。