悔しがることがなければ、人は成長しない。

今日から通常授業が再開となります。

授業時間も通常に戻りますので、気を付けてほしいですね。

 

受験生にとっては、ここからが本番のようなものです。

学校に通いながら毎日受験勉強をしないといけません。

うちの塾では今後も課題が出されますので、しっかりとやってほしいですね。

 

夏期講習のテストでは、自己採点の結果、春のころよりも成績が上がらなかった子、むしろ下がった子もいました。

あれだけの勉強をしたにも関わらず成績が変わらないのですから、何か問題があったのでしょう。

 

自己採点後、生徒一人ひとりと話しました。

その中に「あれだけ勉強したのに、成績があがらなくてがっかりした」と語った子がいました。

 

私はすかさず、

「ほらね、先生が言っていることがわかったかな?」

「言われたことだけをやっていたって成績は上がらないんだよ」と諭しました。

 

読者の方々にも勘違いはしてほしくないのですが、塾に言われたことをただこなしていたって成績は上がらないんです。

本人が成績を上げようと意識をもって取り組んでいなければ、塾の課題なんて早く終わらせて楽になりたいという苦行でしかなりえません。

 

例えばダイエット番組を見ていておかしなことに気づきませんか?

それはモニターの全員が成果を出しているわけではないということです。

そのダイエット方法は効果があるのは確実なのに、全然成果が出ていない人がいるんです。

 

テレビのテロップには「効果には個人差があります」と書かれていますが、それってやる気の問題なんじゃないでしょうか。

そもそも、その成果が出なかった人は、本気でダイエットをしようと思っていたのか疑問なんですよね。

 

勉強だって同じなんですよ。

先ほど発言した子は、やる気自体がない子なんです。

そんな子は塾の命令には従いますが、細かいルールを守ることができないんです。

 

例えば、計算過程をしっかりと書きなさい!と注意しても、それを守らずに平気で計算間違いをしています。

私はその都度、同じ注意をしているのですが、計算問題を間違えることのリスクを生徒自身が理解しないのです。

 

・ノートをキレイに使いなさい。

・宿題は教えてもらったことを忘れる前にやりなさい。

・わからなかったら調べて理解しなさい。

 

もう何度注意したことでしょう。

同じ注意を何度されてもびくともしないんです。

点数を上げようと本気で考えていないからこそ、私の声はこの子に届かないのだと思います。

 

やる気のある子、成績を上げようとする子は、とりあえず私の言うことを聞こうと考えます。

なぜなら、それが手っ取り早く成績を上げる方法だからです。

なんとしてでも成績を上げたいなら、とにかく成果の出るやり方をやればいいんです。

 

どんなに塾が成績を上げようと施策を考えても、本人のやる気がなければ成績は上がりません。

それはどこの塾に通っても同じだと思います。

塾に通う前に、本人のやる気を確認するようにしてほしいですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。