夏期講習2019 テスト日

今日は夏期講習の最終日で、小中学生のテストを実施しました。

テストを最終日にやることで、この講習の成果を見ようというわけです。

 

中3生は毎日朝から夕方まで自習をしたわけですから、さぞかし点数が上がることだろうとワクワクしたに違いありません。

でも、そんなに簡単なものではないんですよね。

 

毎日自習とはいっても、大半の子が強制的にやらされているだけ。

課題についても、ただ問題を解くだけで、きちんと意味を考えようとしていない。

早く時間が過ぎればいいと考えて過ごし、時間になればさっさと帰ってしまう。

 

こんな状態では、テストの点数は上がらないんです。

とはいえ、これは私の想定内なんです。

夏期講習でテストの成績を上げようとは思っていません。

 

夏期講習で勉強できたのは、せいぜい中1の範囲のみです。

中2の範囲までは手が回っていませんし、そこまですべてをやろうとすると、中1の復習まで薄くなってしまいます。

 

結局、半分くらいしか復習できていないわけですし、1か月半勉強したからといって、点数が上がるわけがないんです。

 

ちなみに、自主的に勉強している子は点数上がっていますからね。

全員が点数が上がらないわけではないんです。

あくまでも点数が上がらないのは半強制的に勉強をやらされている子だけです。

 

強制的に勉強をやらされたと感じている子の多くが今まで真剣に勉強をしてきませんでした。

 

ほぼ勉強してこなかったか、それともテスト前にちょろっと勉強しただけの子たちです。

今までの勉強がゼロに近いのですから、少し勉強したところで点数が上がるわけがないんです。

 

とはいえ、夏期講習で何も収穫がなかったのかといえば、そうでもありません。

これまで勉強した経験は無駄ではないんです。

今まで勉強してこなかった子が、真剣ではないにしろ、これだけの時間勉強するようになったんです。

 

それだけでも成果があったことになるんです。

9月以降も受験勉強は続いていきますが、これだけの勉強をした子なら勉強を続けることができるでしょう。

 

そして、他にも成果があるんです。

それは、勉強したのに点数が上がらなかったことにショックを受けるということです。

 

今まで勉強してこなかった子が曲がりなりにも勉強をしてきたんです。

それでも、点数が上がらなかったことは、ショックでしかありません。

 

これがいい薬になるんです。

言われたことをただこなす子は、点数を上げることなんてできるはずがないんです。

能動的に考え行動に移すことができる子だけが、今後テストの点数を上げることができるんです。

 

うちの子たちには、テストの自己採点後、一人ひとりにアドバイスを行いました。

どれだけのことを受け止めて実行に移せるか、それが今後の課題ですね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。