成績に学校の先生の教え方は関係がない。

私が学生のころ、学校の先生や塾の先生を尊敬した覚えがありません。

学校の先生の教え方は下手だと思っていましたし、学校の授業を聞くぐらいなら家帰って自学自習している方がましだと思っていました。

 

好きな先生はいましたけどね。

自分のことをかわいがってくれた先生は、今でも記憶に残っています。

中学でも高校でも数名ですが、好きな先生はいました。

 

小6から中1まで公文に通って、徹底的に自学自習のやり方を学んだからかもしれませんね。

自学自習をしていたから、学校の先生にそこまで頼らなかったんでしょう。

 

ちなみに私は中2まで通信教材をやり続け成績を残し、中3の夏になってやっと塾に通い始めました。

そこでもあまり身になかった気がしていません。

そこに通ったから、何か大きなことを学んだという記憶がないのです。

 

ただ、ライバルがたくさん塾にいたので、その子たちとの勝負が自分を強くしてくれましたかね。

とはいえ、情けない話ですが、一度も勝つことはありませんでした。

 

このように生徒としては最低な存在だったのが私なんです。

自学をして理解すれば学校の先生に頼らなくてもよかったんです。

学校の授業がわからないなら、教科書や資料集を読んで理解すればいいのです。

 

今の子たちの多くが「勉強がわからないから」と塾に来ています。

特に学校の先生の授業がわからないから、学校の先生が教えてくれなかったからと言って、学校の先生の悪口を言う子が多いですね。

 

でも、それって成績下位の子たちだけなんですよね。

成績上位の子たちは学校の先生の文句なんて言いません。

だって、学校の先生をそこまで頼っていないですから、文句を言う必要もないんです。

 

昨日も、とある中3生に数学を教えていたのですが、その子は私の説明に「あ~そういうことだったのか~!」と盛大に納得し、嬉しそうにしていました。

私は「でも、これって学校で習っているんでしょ?」と聞いてみると、「学校の先生の説明がわからなすぎて・・・」と不満気でした。

 

学校の先生の説明も、私の説明も同じことを説明しているんです。

それなのに、わかるわからないがハッキリしてしまうんですね。

でも、こういうことを言う子は危険だと私は思います。

 

なぜなら、今後わからないことがあるたびに、学校の先生のせいにしてしまい、自ら理解しようと行動しなくなってしまうからです。

勘違いしてほしくないのは、勉強が理解できないのは、学校の先生のせいではないのです。

明らかに、自分が悪いのです。

 

私は冒頭で学校の先生の教え方は下手だと語っていますが、それで理解できないわけではないんです。

そうではなくて、学校の授業は効率が悪くほとんど進まないんです。

だったら、家で予習してどんどん先に進んだ方がいいと思っていました。

 

学校の先生の教え方が上手なら、一回で理解できるでしょう。

でも、教え方が上手な先生って少ないんです。

なら、学校の先生に丸投げするのではなく、自分で理解しようとした方がよっぽどいいんです。

 

学校の授業はわからないのだから、頼ってはいけないんですよ。

すべて学校から与えられるものだと思ったら大間違いです。

 

わからないなら、自分で理解するまで足掻きましょう。

それをしないで、学校の先生のせいにするのは間違っています。

理解ができないのは、自分が理解しようとしていないからなんですよ。

 

保護者の方も子どもの意見を真に受けないでくださいね。

「学校の先生の教え方が悪い~」って言ってきたら、「じゃあ、ちゃんと授業聞いているの?」とか「学校の先生に質問してみた?」と聞いてみてください。

 

もし、自分の子が大真面目に授業を聞いていて、先生の話をしっかりと聞いていて、帰ったら復習までしていて、それでも学校の授業がわからないというなら、それは学校の先生の責任なんでしょうね。

 

学校の先生の教え方が悪くても「自分で理解したから大丈夫だよ~」と言える子は立派だと思います。

そして、そういうことが自然にできるようになったら、塾に通わなくても成績を上げることができるでしょう。

 

 

それでは、今日はこの辺で。