同じように塾に通っていても、成果は人それぞれ異なります。
同じように授業を受けて、同じように宿題をやり、同じようにテストを受けていたとしても、そこにやる気が伴わなければ、良い成果は達成できません。
今回の定期テストで初めて400点を越えた子がいます。
その子のやる気は半端なくすごかったですね。
毎日のように自習に来て、早めに学校ワークを仕上げ、苦手なところを反復して克服していきました。
やっていることが正解なんですから、やる気がある子は必ず成果を出します。
とはいえ、この子の目標にはまだ到達していないので、今後も精進しないといけませんけどね。
一方で、かなりの時間勉強したのにも関わらず、全くといっていいほど成果が出せなかった子もいます。
もともとその子は勉強が大嫌いな子です。
確かに定期テスト前はかなりの時間勉強したのかもしれませんが、嫌々勉強している子が成果をあげることはありません。
やる気のある子というのは、自分に厳しくできる子です。
目標のためには、何かを犠牲にしてでも頑張る。
これができる子が初めて成果が出せるんです。
テスト本番で間違えないように、苦手なところを何度も解いてつぶしていく。
理解不足なところは調べて調べて調べつくし、とことん理解しようとする。
そして、それでもわからなければ、先生に質問しにいく。
この動作を言われることなく自然とできている子は、高校に行ってからも自ら学ぶことができるでしょう。
逆に言われないと動けない子は、言われなくなった瞬間、何もしない子になります。
指示待ち人間は所詮、大成することはないのです。
やる気のあるなしについては、今までの成長過程にかかわってきます。
無気力に生活している子がやる気を出すことはないでしょう。
では、やる気のない子の成績を上げる方法は何なのか。
それは徹底した強制力です。
自ら勉強しないのですから、強制的に勉強するような環境に持ち込むしかありません。
毎日、毎日、同じ時間に勉強させるのです。
その子がそれを習慣化するようになるまで、徹底的にやり続けます。
その取り組みはいつ終わりが来るかはわかりません。
高校行ったら終わるかもしれませんし、大学生になったら終わるかもしれませんし、社会人になっても終わらないかもしれません。
それでも、やる気がない子に対しては、こちらのやる気を注入するかのごとく、毎日強制的に勉強させるしかないのです。
保護者の方々が先に折れてはダメですからね。
子どもが習慣として勉強するようになるかどうかは、保護者の根気にかかっています。
めげずにがんばっていきましょう。
もし、保護者が負けてしまうのなら、子どもの行く末が良いものになるかは保障できませんよ。
親子が同じ目標を目指すのは素晴らしいことだと思います。
二人三脚で子どもの成長を促してくださいね。
それでは、今日はこの辺で。