部活引退後クライシス(危機)を避けよ!

今週は総体週間です。

本来なら月曜日は部活なしデイですが、今週は総体前ということもあり実施されていますね。

中3生は引退がかかった大事な大会ですから、この1週間は勉強よりも部活を優先してもいいと思います。

 

うちの塾は土曜日や平日をつかって保護者面談を行っています。

その中で、特に中3生のご家庭にはあることを忠告しています。

それは、部活引退後に迫る危機です。

 

部活引退後に中3生に何が起こるのでしょう。

それは、遊びという誘惑に飲み込まれるということです。

 

そもそも、なぜ夏前に部活を引退するのでしょうか?

それは、中3生に受験勉強に時間を割いてほしいからですね。

しかし、現代の子たちにとって、その意味はかなり薄れてしまっているように思います。

 

部活の時間がフリーになれば、その時間を勉強に回すことで一日にかなりの時間勉強することができます。

ただ、昔ほど努力しなくても高校に行けてしまうからか、熱心に受験勉強をする子が減ったような気がしますね。

 

保護者面談でお願いしているのは、部活引退後の子どもへのルール作りです。

部活の時間を丸々遊びにつかってもいいのならば、その分、夜の時間は勉強させないといけません。

そうしないと、夕方も遊び、夜も遊びとなってしまい、際限なく遊んでしまうからです。

 

もし、保護者の方が夕方まで仕事で、子どもの面倒を見れないのであれば、あえて夕方は遊ばせておいて、夜にがっつり勉強をさせてください。

親の目の届くところでないと勉強しないのであれば、目の前で勉強させてくださいね。

 

部活の時間を勉強に充てるのであれば、保護者の方が帰宅後、何を勉強していたのか報告させるようにしてください。

そのときは、何時から何時まで勉強したのかをノートに書かせるようにし、その時間に合った勉強量なのかを確認してくださいね。

 

塾の近くに住んでいるのなら、塾を利用するのがいいと思います。

学校が終わったら、そのまま塾に行かせて勉強させるのです。

 

例えば、16時ごろ塾に到着、そのまま勉強させ19時頃に帰宅させる。

それだけで3時間の勉強時間を確保したことになります。

夏頃であれば、19時はまだ明るいですから、安全かと思います。

 

家に帰宅後はのんびりさせるのもよし、延長して勉強させるのもよしです。

志望校合格までまだまだ足りないという子は、夜も家で勉強させるといいでしょう。

 

このルール作りは、部活を引退する前に親子で話し合い決めてください。

この問題は引退してから対処するのでは遅いかもしれません。

必ず部活引退前に取り決めをしておきましょう。

 

今は総体に力を傾けるべきですが、その後は本格的に受験勉強をやらせましょう。

とはいえ、うちの塾では夏期講習からがっつり受験勉強モードに入ります。

それまでは、学校の授業の復習として、家庭学習をしっかりと取り組むようにしてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。