勉強すると”室内”で仕事ができるようになる。

以前勤めていた塾で、とある先輩にこんな話をされたことがあります。

「勉強すればするほど、学歴が良ければよいほど、室内で仕事ができるようになるんだよ」

当時の私は「なるほどな」と感心しました。

 

よくよく考えると穿った見方かもしれませんが、ある程度は真理をついているような気がします。

室内の仕事というのは、夏は冷房の中で、冬は暖房の中で仕事ができるということです。

建物の中に職場があり、一日の多くをそこで過ごします。

 

職種でいえば、オフィスで働く会社員だったり、病院で働く医療スタッフ、役場などで働く公務員、後はスーパーなどの小売業など・・・でしょうか。

すべての職業が学歴を要求されるわけではありませんが、資格を必要とする職業はどうしても学歴がついて回ります。

 

一方で室外の仕事とは何でしょうか。

工事現場で働く人や、大工さん、漁師や農家の人々など、第一次産業や第二次産業に多く存在するかもしれませんね。

中には中卒でも働ける場所もありますし、そこまで学歴を必要とする職がないような気もします。

 

もちろん、どちらにも例外があり、一概に同じように見ることはできません。

ただ、学歴を重視すると、室内で働けるようになるというのは、一理あるような気がするのです。

 

勉強する目的というのは人それぞれだと思います。

勉強しないからといって死ぬわけではありませんし、日本は仕事をしない人でも生きていける素敵な国です(本当は憲法違反)。

ただ、勉強をしておかないと大変な生活になることも覚悟しなくてはいけません。

 

どれだけ学歴が高くても、社会適応力が高くなければ意味がありません。

しかし、学歴が高い=勉強の仕方を知っているというのは、その人の立派な財産になると思います。

 

勉強をやらせておいて損をすることはないと思いますよ。

子どもが将来どんな道に進もうとも、勉強で培った努力の方法はその子のためになるはずです。

 

もちろん、室外の仕事がいけないと言っているのではありません。

有名大学を卒業してから、大工になる人だっているのですから。

最近では第一次産業や第二次産業の見直しもされていますからね。

 

多種多様な社会が構築されているわけですから、何がダメで何が正解というのは、昔ほどなくなってきたと思います。

とはいえ、努力する仕方は昔から変わっていません。

スポ根などが古い象徴として扱われている現代といえど、昔からの努力の方法は変わっていないんですよね。

 

子どものうちに鍛えておくことは、将来を見据えるととても大事な行為だと思います。

ぜひしっかりと勉強させて、強い子を作っていきましょう。

 

 

 

それでは、今日はこの辺で。