実力テストの対策なんてしませんけど。

うちは実力テストの対策は一切しません。

他塾も実力テストの対策をしているところは少ないんじゃないでしょうか。

 

しかし、保護者の方々は実力テストの対策をしてほしいという・・・

では、なぜ塾が実力テストの対策をしないかを知っていますか?

 

実力テストというのは、今まで習ったことが出題されるのです。

であれば、その対策としては復習するしかありません。

しかし、どこを復習するのが適当なんでしょうか?

 

実力テストは今まで習ったところが出題範囲になります。

どこが出るのかは事前に知らされているわけではありません。

もし、1週間前から対策をとったところで、すべての範囲を復習できると思いますか?

 

仮に最初から復習を開始したところで、最初の方だけ復習できただけで、すべての復習をするのは無理でしょう。

中1ならまだしも、中3にもなると実力テストの範囲は膨大なのです。

それをすべて復習しようと思ったら、最低でも1か月はかかるのではないでしょうか。

 

実力テストの点数を上げたいのであれば、定期テストの点数を上げることをおススメします。

そもそも、実力テストというのは、定期テストでしっかりと点数を取っているなら、高得点がとれるようになっているのです。

もし、実力テストの点数が落ちているのであれば、それは今までの勉強が不足しているからです。

 

今までろくに勉強してこなかった子が、実力テストの点数だけ上げようなんて虫が良すぎます。

定期テストでしっかりと点数をとっておけば、のちに実力テストで同じような問題が出るわけですから、しっかりと点数がとれるわけです。

 

でも、時間が経ったら忘れてしまうじゃないですか!復習しないとダメじゃないですか?という意見が聞こえそうですね。

その意見はごもっともです。

人間は忘れる生き物なんですから、忘れるのは自然なことです。

 

しかし、それも定期テストの勉強不足が指摘できるのです。

定期テストの勉強を一生忘れないレベルまでやっていますか?

 

定期テストで高得点をとってくる子は、中途半端に覚えたりしません。

完璧になるまで何度も何度も解きなおしをし、飽きるほど問題を解いているのです。

そんな子は時間が経っても知識を失うこともありませんし、復習すればすぐに思い出します。

 

それでも、どうしても実力テストの対策をしたいのであれば、まずは今までの実力テストの復習から開始しましょう。

前回の実力テストでできなかったところを中心に復習するようにしましょう。

 

そうすれば、最低でもその部分だけはできるようになります。

もし、次の実力テストでその分野が出てこなかったとしても、どこかの実力テストで同様の問題は出てきます。

そこで問題が解ければ、勉強したことは無駄にはなりません。

 

まずは、定期テストです。

しっかりと対策をして、高得点がとれるように仕上げていきましょうね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。