人は少なからず周りから影響をうけるもの。

人というのは、周りの人たちから多少なりとも影響を受けます。

一番影響を受けやすいのは両親からでしょうか。

 

両親が仲良しだったり、考えがしっかりしている場合、その子もしっかりとした子に育ちます。

逆に、親がいい加減に生きていたり遊んでばかりいると、子どもも同様の行動をとります。

 

親の背中を見て育つのが子どもですから、立派な子に育てたいなら親自身の行動も見直さなくてはいけないのかもしれません。

 

例えば、親がゲームばかりしている、スマホばかりしているとします。

そんな親が子どもにゲームを止めろとか、スマホを取り上げたりしても、子どもは言うことを聞くのでしょうか。

 

子どもが受験生で、毎日勉強しなくてはいけないのなら、子どもが勉強している時間くらい、自分が遊ぶのも我慢してもらいたいですね。

家族全員が子どものために、勉強できる環境を作ってあげるのはアリだと思います。

 

二番目には兄弟でしょう。

下の子は上の子の影響をもろに受けます。

下の子は上の子がやっている習い事は真似をしたがりますし、上の子と同じ道を行こうとします。

 

逆に、上の子がだらしなかったりすると、下の子はそれを反面教師としてとらえ、上の子以上に努力をしたりします。

もちろん、上の子のように下の子もダメになるケースもありますけどね。

 

このように下の子は上の子をよく観察しています。

上の子が自ら決めるのに対して、下の子はなかなか自分で決められないことも多々あるのです。

 

三番目は、友だちでしょうね。

学校の友だち、特にいつも一緒にいる友だちの影響は強いですね。

おとなしい友だちが多い子は、そのままおとなしくなりますし、やんちゃなグループに入れば、本人もやんちゃになります。

 

周りがあまり成績が高くない人たちに囲まれると、自分の成績が悪くても気にしなくなります。

そして、「○○ちゃんは、こんな順位だったから、自分の方が上なんだよ」のような訳の分からない理論で、自分を正当化してきます。

結局、この子は順位が低いままでも、何も危機感を感じることはありません。

 

逆に優秀な子が多いグループに入ってしまえば、その子は成績の良し悪しを優秀な子たちと比べるようになります。

おのずと、成績が上位のまま、それをキープしようと、勉強を頑張る子になるのです。

 

いかがでしょうか?

あなたのお子さんはどんな人たちに囲まれていますか。

誰に影響を受けているのか、正しく影響が伝わっているのか、影響を受けてどう変わったのか、それに関心を持ってみてください。

 

お子さんの問題点の解決には、周りの人たちとのかかわりを分析することで成し遂げられる場合があります。

正しく分析して、子どもの変化をコントロールできるようにしてみてくださいね。

 

ちなみに、我々教える側も、子どもに影響を与える存在です。

私の一声で子どもを変えるときがあります。

子どもに悪影響が及ばないように、私も私で気を付けなければいけませんね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。