努力してからじゃないと、才能がないなんてわからない。

困ったことに、最初から自分がバカだと諦めている子がいます。

今まで生きてきた中で、努力したのに報われなかったのでしょうか?

もしくは人生の中で挫折を味わったのかもしれません。

 

例えば、兄や姉が下の子より頭がいい場合です。

家の中で下の子は常に劣等感に苛まされながら生きてきたわけですから、卑屈になるのも仕方のないことかもしれません。

長年塾講師をやっていると兄弟全員の面倒を見ることもありますので、卑屈になっている下の子に何度もあったことがあります。

 

ただ、こういう子たちというのは、兄や姉に勝てないだけで、すべての人に勝てないわけではないのです。

家庭では長男、長女がちやほやされるので、兄や姉を超えるのは容易なことではないと思います。

しかし、他の人にも負けてしまうと決まっているわけではないのです。

 

劣等感を感じている子は正しい努力ができていないのかもしれません。

正しい努力というのは、その人に合った努力量です。

人には人に適した努力量というのが決まっているのです。

 

努力が少なくても成果をあげる子もいれば、人の2倍努力しないと成果が出ない子もいます。

ただ、自分に合った努力量をこなせば、必ず成長はできるのです。

 

劣等感を感じている子に努力をさせるのは大変なことではありますが、それでも努力をさせる以外に手はないのです。

そして、早めに成功体験を味合わせてあげないといけません。

劣等感なんてものは、一度の成功体験で吹き飛んでしまうものですから。

 

自分に合った努力をして、それでも成果が出ないのであれば、もうそれは才能だとあきらめるしかないかもしれません。

ただ、それまでは成果を出すことができるのだと、信じるしかないのです。

 

劣等感を感じてウジウジ悩んでいるのであれば、強制的にでも勉強させてみてくださいね。

かわいそうかもしれませんが、何もしないよりかは努力をした方が前進があるのだと思います。

 

保護者側も温かい目で見守ってくださいね。

上の子がかわいいのはわかりますが、下の子にも同じくらいの愛情を上げるように心がけてみてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。