テスト結果の見方を間違えてはいけない。

昨日、生徒に春期講習中に行ったテストの結果を返却しました。

一人ひとり面談方式で結果を見せながらアドバイスを行いました。

 

塾で行うテストは志望校に合格できるかどうかの判定が載っています。

E~Sまであり、Sに近づけば合格の可能性は高いです。

最低でもB以上あれば合格はできるのではないでしょうか。

 

テスト結果というのは、点数で見てしまいがちです。

しかし、テストの問題というのは難易度があるものなので、すべての問題を均等に解けるわけではないのです。

難しい場合は点数は採りづらくなり、優しい場合は点数は採りやすくなります。

 

テスト結果で大事なのは平均との違いであり、偏差値なのです。

ご存知の方が多いとは思いますが、偏差値というのは平均点と同じ点数をとっていると「50」になります。

50を超えていれば優秀ということになるのです。

 

そして、この偏差値を見ると、志望校への合格の可能性も見えてくるのです。

近辺の高校を紹介すると、清真学園が61、佐原高校の普通科が60、鉾田一高と市立銚子高校が56ですかね。

ちなみに、人気が高い鹿島高校は48なので、平均以下の高校ということになります。

 

茨城県内最高峰の水戸一高、土浦一高は偏差値が70を越えますので、ここの地域の高校はいかにレベルが低いかがわかります。

それなのに、なかなか点数がとれなくてヒーヒー言っていますが、そんなの勉強不足だからなんですよね。

 

水戸や土浦近辺の子は、ここの地域の子たちよりも勉強をしないと、名門の高校に入れないわけです。

しかも、かなりの倍率です。

偏差値70を超える高校に定員の2倍以上の生徒が志願してくるのです。

 

やはり東京大学へ進学する生徒を毎年輩出している高校はレベルが違いますね。

簡単には入れない高校だからこそ、価値が高いんですよね。

 

話が逸れてしまいましたね。

結局テスト結果というのは、偏差値を確認することが大事になってくるのです。

偏差値というのは、平均との差異の集合ですから、自分の実力がハッキリと表れるのです。

 

中3生にとって、この時期の成績は国数英の偏差値が高いことが望ましいですね。

理社は夏や受験の追い込みで成績は上がってきますので、上記の三教科に比べてゆとりがあるのです。

しかし、主要三教科である国数英は努力を重ねないとあがってくるものではありません。

 

昨日の面談で理社の点数だけ極端に低い子には、「主要三教科が高いから大丈夫だよ」と話あります。

逆に、主要三教科が低い子に関しては、日ごろの勉強の取り組みの仕方を考えさせる必要があります。

 

学校の授業を大事にするのは当たり前、家庭学習も主要三教科をメインに頑張る必要があります。

そして、塾の確認テストをきちんと合格していくことが大事になるのです。

そのためには、塾の宿題の取り組み方をいい加減にやってしまってはダメですね。

 

塾の宿題をちゃんとやっていない子には、宿題のやり方を指導しています。

特に確認テストの点数がひどい子は、宿題のやり方がでたらめなのです。

理解をしているかどうかまで、しっかりとやりこんだ宿題は価値のあるものになりますからね。

 

次の塾のテストは夏期講習時です。

そこまでに学校で実力テストがあるので、しっかりと点数を上げていってほしいですね。

ご家庭でも実力テストの結果は注視しておいてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。