もうそろそろ入学から1か月が経ちますね。
最初は緊張だらけだったでしょうが、やっと新しい学校に通うのに慣れてきたでしょうか。
とはいえ、GWで10連休があるので、リセットされてしまうかもしれませんね。
さて、中1生はまだしも、高1生は勉強しているでしょうか?
中学生のころと同じように勉強をしない日が続くようなら、もう高校生活の破綻が始まっているかもしれません。
高校入試までの受験勉強の骨休みは春休みの間までです。
もう新しい環境がスタートしているのですから、走りださなくてはいけません。
大学受験を考えているならなおさらです。
大半の生徒は高1・2を遊びつくし、高3の春の成績を見て後悔をします。
もっと勉強しておけばよかった・・・
そして、高校の三者面談でこう言われるのです。
「今のままなら、どこの大学も行けないでしょう」
もしくは、
「1年間相当頑張らないと、大学には行けないぞ」
と言われることでしょう。
本当なら高3のこの時期の三者面談では、次のように先生から言われないといけません。
「油断はするなよ!このままの調子でいけば、きっと合格できるからな」
こういう子は推薦入試を受けることもできますし、一般入試を受けても受かる可能性が高いでしょう。
でも、このような展開になるのは、一握りの生徒だけです。
毎日のように予習復習を繰り返し、決して油断はせずに高校3年間を勉強しつくさないといけません。
「高校受験のときよりも毎日勉強していて忙しい!」
こんなセリフが出てきたら、一握りの選ばれ者になれるでしょう。
高校に入れたら終わりではないのです。
どれだけいい高校に入れたとしても、いい大学に行けるわけではないのです。
高校で努力をしたものだけが、自分の希望の大学に受かることができるのです。
うちの高1たちには、次のように話しています。
「大学に行くか行かないか、まだ決まっていないのなら、今はとにかく勉強は続けなさい」
「高3の成績を見て、大学に行く可能性があるのなら、大学に進学すればいいんじゃない?」
高校生活を何も考えずに過ごしているだけでは、大学に行くモチベーションも上がってはきません。
こういう子は、高3になったとき自分の成績を見て、大学に行くことをあきらめるのです。
将来をどうしたいかがわからないのなら、毎日勉強をしておくべきなのです。
かなり前のことですが、佐原高校の落ちこぼれを指導したことがあります。
あの佐原高校に入れた子ですら、落ちこぼれたらそこら辺の高校生と同じでした。
高3の秋くらいから指導しましたが、ハッキリ言って手遅れでしたね。
他には、清真学園の落ちこぼれを見たこともあります。
その子は中学から清真に入った子でしたが、中学生のころからずっと落ちこぼれでした。
勉強しろと何度説教しても全く勉強してくれませんでしたね。
挙句の果てには、「本当は清真なんか入りたくなかったのに、親のせいで入ることになったんだ!」と親にキレる始末でした。
高3になってやっと勉強するようにはなりましたが、成績が上がったのは受験間際でした。
高校生は行動範囲が広くなり、いろいろな誘惑に晒されることとなります。
そんな中強い意識をもって勉強をするのは、大変なことだとは思います。
しかし、何のためにその高校に入ったのかを忘れていけません。
せっかく入った高校です。
そこで華を咲かせるか否かは、高校での努力で決まりますよ。
ぜひ保護者様自身が子どもに勉強をさせてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。