定期テストをやらなくていいの?

各学校の年間行事予定表がそろってきています。

それを見てみると、とある共通点がありました。

それは、定期テストの回数が1学期につき一回しかないことです。

 

今までなら定期テストは中間テストと期末テストの2回に分かれていました。

体育祭などの行事があれば、1学期につき1回ということもありましたが、基本的には1学期につき2回だったんです。

 

しかし、今年は行事に関係なく、定期テストの回数が減っています。

気になったので、生徒に聞いてみると「定期テストのようなテストはもうやらないらしいよ」とのことでした。

学校の先生がそのように説明したらしいのですが、今後は定期テストの回数は減ってしまうようです。

 

定期テストが先生に与える負荷は相当なものだとは理解しています。

ただ、定期的に理解度を確認するためにも、定期テストは有効な手段のはずです。

それに代わるものは用意されているのか、今後の学校の動向に注目ですね。

 

実際、定期テストを実施していない中学というのは出てきているようですね。

先日、とあるテレビ番組でそのような取り組みが紹介されていました。

東京にある中学なのですが、そこでは定期テストの代わりに確認テストを実施して理解度を確かめているようです。

 

その学校の取り組み自体は理にかなっているやり方なので成果が出ていました。

ただ、それはそこの校長が優秀だったからできたのではないかと感じています。

その取り組みをこの地域で実施したところで、大きな成果は出るのでしょうか。甚だ疑問です。

 

定期テストの回数を単純に減らしてしまうと、生徒の理解度を確認する機会が減ってしまいます。

1学期に一回しか定期テストがないと、それだけ範囲が広くなってしまいます。

生徒にかかる負担は相当なものになりますし、高校入試にも影響が出てしまうのではないかが不安です。

 

学校のやり方が変わるのであれば、塾もそれに対応しなくてはいけませんね。

教育改革がどんどん実行されていきますので、塾としても変化に対応していかなくてはいけませんね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。