今日は春期講習9日目です。
春期講習も残り3日間となりましたね。
さあ、ラストスパートと行きましょう。
基本的に個別指導というのは、ノートをとることはありません。
集団授業であれば、黒板やホワイトボードで板書をし、それをノートに写させます。
学校と同じスタイルをとっているわけですね。
では、ノートをとるのととらないの、どちらがいいのでしょうか。
私はノートはとらなくていいと思っています。
自分の塾が個別指導だから、そういっているのではありません。
ノート自体とってもあまり意味はないのです。
ただ、ノートを見返して復習をしっかりとしている子であれば、ノートをとるメリットはあるでしょう。
では、学校でとったノートを家で見返している子はどれだけいるのでしょう?
お子さんが家で勉強するとき、学校のノートを見返していますか?
もし、そういう習慣がある子は勉強の仕方がよくわかっている子だと思います。
大抵の子は教科書を片手に問題を解いているのではないでしょうか。
教科書はカラフルな上に、写真や図でわかりやすく解説しているわけです。
学校でとったノートよりもわかりやすいんでしょうね。
そして中には、ノートをすごくキレイに書いて満足をしている子がいます。
線を引くときは定規を使い、何種類もの色ペンで要点を囲い、とてもきれいな字で板書を完璧に写す・・・
完璧なるノートを書いて、うっとりとその様子を眺めている・・・
しかし、ノートのキレイさと成績は比例関係にはなりません。
ノートをいかにきれいに書こうが、成績はちっとも上がりません。
キレイな字で書くことは大事なことですが、完璧なるノートを仕上げるために書いているのであれば、そんなこだわりは捨てるべきですね。
きっとキレイなノートにこだわりを持っている子は、成長過程で誰かに「ノートがきれいだね」と褒められたのでしょう。
その成功体験が忘れられないからこそ、きれいなノート作りに没頭してしまい、授業を聞かなくなってしまうのです。
大事なことはノートをとることではなく、授業をしっかりと聞くことです。
先生の目を見て授業をしっかりと聞く。
そして、その説明が終わったらノートを書き始める。
もし、消されてしまったとしても、気にしなくて大丈夫です。
後で友達に写させてもらったり、要点だけをノートにメモしておけばいいのですから。
うちの生徒たちは授業中、私の説明をよく聞いています。
そして、その説明を聞かせてから問題を解かせるのですが、よく聞いている生徒は私の言った通りに答えを書くのです。
丸つけをする際にそれを確認したときは、「先生の説明通りに答えを書いたの?」と思わず生徒に聞いてしまうくらいです。
私は説明時にかなり噛み砕いて説明しているので、私の言葉通りに答えを書くと変に感じるときがあるんですね。
そういう場合は、生徒に「よく話を聞いていたね!」とほめてあげた後、正答を見せるようにしています。
勉強ができるようになるかどうかは、学校の授業をしっかりと聞くか聞かないかです。
新入生の子たちには、その心構えで学校の授業に臨んでほしいですね。
それでは、今日はこの辺で。