「根拠のない自信」をもつ生徒たち。

先日、とある高校2年生と話をしました。

その子の志望校はかなり有名な某大学です。

そこに受かるためには、かなりの勉強をしなくてはいけません。

 

のんきに勉強しているその生徒に、私は発破をかけます。

「全国にはその大学に入りたいからといって、ものすごく勉強している高校生がいるんだよ」

「お前、そんな子たちに勝つことができると思うか?」

「今の状態では、絶対に勝てないぞ!今から必死になって勉強してみろ!!」

 

でも、その子はこんな返事をしてきました。

「なんか大丈夫な気がするんですよ。俺、運が強いんで、ラッキーで受かる気がするんですよ」

私は開いた口がふさがりませんでした。

 

これこそ、「根拠のない自信」です。

実際に努力をしていないのに、自信だけがある状態です。

男の子に多いでしょうか?最近、根拠がないのにプライドだけは高い子が多くなっているような気がします。

 

中学生の中にも、「周りの子に勝とうと思って勉強しているんじゃない。〇〇高校に入れる成績さえとれていればいいんです。」と言い放つ子がいます。

 

そんな生徒に、私は「受験って競争なんだよ!周りに勝つ気がないやつが、受験で合格できると思うの?」と発破をかけます。

 

すると、その子は「大丈夫ですよ、まだまだ〇〇高校には受かるだけの成績はとれているから。下がったら、慌てるよ」と返事をします。

 

必死に順位を上げようとしない子が、今後、成績を下げずにキープできる保障があるのでしょうか。

下がったら頑張るそうですが、こういう子は成績が下がったら志望校も下げてしまうかもしれません。

 

頑張ってもいないのに、自信満々な子の鼻はへし折ってやりたくなります。

だって、そのままいってもイイことは何一つ起こらないからです。

早めにへし折ってやって、改心させたいですね。

 

 

今日も定期テスト前の生徒たちが自習に来ていました。

頑張っている姿を見ると、頼もしくなりますね。

もちろん結果が出ればうれしいですが、結果が出なくても頑張った経験は自分の糧になるはずです。

 

根拠のない自信を持っていても意味はありませんよ。

これからは裏付けされた自信を持った子を育てていきたいですね。

そのために声掛けはあきらめずに続けていきます!!

 

 

それでは、今日はこの辺で。