中学時代はなんなく成績が取れていた子・・・
高校進学後もなんとかなるだろうと、最初の定期テストはそれなりに勉強して挑んだ。
すると、それなりに上位の成績をとることができた・・・
それを「ちょろい」と感じたその子は、勉強をなめるようになり、その後どんどん順位は落ちていきました・・・
みるみるうちに下がる成績、高3のころには取り返しのつかないところまで落ちていました。
この子、実は昔の私のことなんです。
中学時代までは自ら頑張ることで成績は上位を取り続けることができていました。
しかし、高校はそんなに簡単ではありませんでした。
最初の定期テストでは、それなりに良い順位をとれていたのですが、中学よりも長い時間勉強してなんとか取った成績でした。
高校ではそんなに簡単には成績をとることができないんです。
中学時代、よい成績で天狗になっている子は高校で成績はとれなくなります。
しかも、進学校に進学してしまうと、周りにいるのは自分と同じか、それよりも頭のいい子です。
中学時代まではちやほやされていたのに、高校では普通になってしまうんです。
単純に中学と高校では学習内容の量が10倍近く違います。
中学時代と同じ勉強法では、高校では通用しないんです。
通用しようと思うのであれば、勉強時間を増やさなくてはいけないんです。
当時の私は誰からもそんなことを教えてもらえず、どんどん劣等生になっていきました。
とはいえ、中学時代に培った勉強方法は間違っていたわけではありません。
ただ、その学習量が圧倒的に足りなかったんですね。
私が高校生に指導しているときに思うのは、私と同じ道を歩ませたくないということです。
塾講師になって研鑽を重ねてきた今なら、何をしなくてはいけないのかがよくわかっています。
しかし、それでも私の言うことをきちんと聞いてくれる高校生など、そんなにいるものではありませんが。
中学で栄光は忘れた方がいいですよ。
高校でも同じように行けると思ったら大間違いです。
高校に進学するのがゴールではありません。
その先をしっかりと見据えて、勉強を続けていきましょう。
それでは、今日はこの辺で。