読めて、書けて、意味わかる・・・これが英語の大事なポイント。

長年指導していると、英語がもう手遅れ状態の子と出会うことがあります。

中2ならまだ修正可能かもしれないけれど、中3だとどうにもならないことが多い。

中1のころからコツコツやって初めて、英語が得意になれるんです。

 

中学生には毎週2回英単語のテストを行っています。

内容は教科書から、1回20個ずつおぼえてもらいます。

書き10問、意味10問を出すんですが、書きができない子が多いですね。

 

満点で合格としているので、スペルミスがあっただけで不合格です。

とはいえ、スペルミスを指摘して、自力で直せたら合格にはしてあげていますけどね。

これでも少し甘いかもしれません。

 

スペルミスで多いのが「b」と「d」を間違えることです。

形が似ているので、アルファベットを習いたての中1生はその違いに戸惑うかもしれません。

ただ、その間違いをするのが中2生なんです。

 

この原因は、英単語を発音しながら覚えていないからです。

英語は表音文字です。

アルファベット一つ一つに音があり、その音を意識しながら覚えないと完璧にスペルを覚えたことにはなりません。

 

英単語テストのために、いかに英単語を書いて練習したところで、発音を意識しないで覚えたものは意味がありません。

スペルミスが多い子には、英単語を発音しながら覚えなさいと伝えています。

 

塾ですべての単語の読み方を教えるわけにはいかないので、学校で発音をよく聞いてほしいんですよね。

単語の読み方を意識しながら、英語を聞けばいいのですが、なかなか自分で発音のルールに気づける子はいませんね。

 

英単語が発音できないのは、学校教育のまずさが原因なんです。

A~Zのアルファベットを教え、書けるようになったら、いきなり単語を覚えさせます。

本来なら、このときにアルファベットがどのような音をもっているかを教えなくてはいけないのです。

 

しかし、今の英語教育は書くことより、話すことに重点をおいています。

だからこそ、発音については二の次になってしまっているのだと思います。

 

うちでは、小学生の英語教育は英語の発音とともに英単語を練習させています。

これをできるだけ中学校にあがる前に仕上げていくのです。

もちろん最初はアルファベットを書くところから、そしてローマ字を指導して、アルファベット一つ一つの発音を見ていきます。

 

これを毎週練習することによって、英語が読めないなんてことはなくなっていきます。

中学校にあがるころには、最低限覚えてもらいたい英単語を覚えることができるようになります。

 

英語を苦にしないようにしたいなら、中学校から塾に入れるのは遅いのかもしれません。

手遅れになる前に、小学生のうちに英語指導をしている塾に入れた方がいいと思いますよ。

 

 

それでは、今日はこの辺で。