几帳面に指導していく。

中2生の数学は証明問題を扱っています。

次回の定期テストでも、数学の内容は証明がほとんどです。

証明がわからないままだとテストの点数はとることができません。

 

証明問題はある意味、国語の文章問題のようです。

自分で文章を組み立てていき、なぜその結論に至るのかを説明していかなくてはいけません。

相手に伝えようという意識がないと、しっかりと伝えることはできないでしょう。

 

中学生は文章を書くこと自体、経験がないものです。

作文についても、夏の宿題になるくらいしかないので、文章力自体が身についていかないんですよね。

中3になって国語の過去問で作文を添削するようになりますが、それまでは作文をまとめてやるなんてないんです。

 

しかし、証明は型が決まっているので、一度、その型を覚えてしまえば容易に書くことができます。

ただ、その型も何個かパターンがあるので、それをすべて覚えないといけないですけどね。

 

型がわかってしまえば、後は対応して書けているかが問題になります。

例えば、△ABCと△DEFの合同の証明なら、BC=EFのように対応して書かなくてはいけません。

これを、BC=FEのように書いてしまうと、対応ができていないのでダメとなります。

本来ならBと対応しているのはEであり、Cと対応しているのはFだからです。

 

私は、この対応に関しては、生徒の証明をしっかりと確認し、その都度訂正するようにしています。

 

少しでもずれていたら、〇をつけることがありません。

 

学校の先生によっては、それをそこまで重要視しないことがあります。

ただ、学校の先生が重要視していないからといって、私も重要視しないとはなりません。

それは、受験で間違えないための配慮なんです。

 

そもそも対応がきちんとできていないと、それはしっかりと証明できたことになりません。

読んでくれた人が、しっかりと理解してくれないと証明は成功したことにならないのです。

私の指導でも常に「読んでくれた人が理解した文章になっている?」と確認させるようにしています。

 

昔は私は証明の指導が苦手でしたが、今ではそこそこ生徒が理解してくれていると感じています。

証明はだれもが苦手とするところ、ここで点数がとれたら自信になりますよ!

頑張って数学を勉強してくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。