今年の中3生は一部の生徒を除いて、そんなに心配はしていません。
それは、うちの生徒たちをそんなにやわな育て方をしていないと自負しているからです。
とある中3生がいます。
その子は中1の秋からうちに入塾し、今まで塾の方針にきっちりとついてきました。
定期テスト前はかなりの時間勉強し、合計点が400点を超えるのが当たり前になるまで成績を伸ばしたのです。
今では志望校に対して十分合格できるだけの点数をとっています。
だからこそ、ゆったりと勉強しており、そんなに焦った様子はありません。
点数が足りていないのであれば焦りもしますが、すでに届いているのだから焦ろと言っても無理な話です。
そして、その子が必死になって勉強していない姿を見て、その子の姉が「自分より勉強していない、受験をなめている」的なことを言ってきたというのです。
実際に、その子は当時の姉よりも勉強していません。
でも、それは受験前の話です。
確かにこの子の姉は受験前にかなりの時間勉強していました。
毎日、塾に来てずっと自習をする子でした。
しかし、それは点数が足りていなかったからです。
この子とは状況が違うんですよね。
とはいえ、姉は姉ですごい頑張り屋さんでした。
私はこの中3の生徒が今までどれだけの勉強をしてきたかを見ています。
中途半端に育てた覚えもありませんし、中途半端な育ち方もしていません。
これまでの勉強があったからこそ、受験に対してゆったりとした気持ちで臨むことができるのです。
今まで頑張ってこなかった生徒が受験前に頑張るのは当たり前のことです。
そして、上位の高校に合格するために、ライバルに勝つために勉強を頑張るのも当たり前のことです。
しかし、今まで必死に勉強してきた生徒ならば、この時期は自分のペースで勉強するのもアリなのではないかと思います。
それは、その子の今までの頑張りがくれたプレゼントだと思うんです。
もちろん合格をする最後の瞬間まで気を抜いたりしてはいけませんけどね。
受験が終わるまでは私も油断はしません。
やらせることはやらせていきますよ~!!
それでは、今日はこの辺で。