理解しやすい子と理解しにくい子。

今、中2の数学は図形の証明をやっています。

多くの中学生が苦手としている分野です。

今日の授業でとある中2生が「なんで証明なんてやらないといけないの?」と聞いてきました。

 

証明は「自分の言いたいことを相手に正確に伝える」ためにやっています。

社会人になって仕事をしていると、報告書とか提案書とか作らなくてはいけません。

そのときに、自分の文章が拙いから相手に意図が伝わらないでは困ってしまいます。

 

だからこそ、証明の言葉がどんな意味を表しているのかを丁寧に指導するようにしています。

書き方によって人にどう伝わるかを想像させながら、指導していくわけです。

 

丁寧に教えているからこそ、ほとんどの子が証明を苦にしていません。

しかも、どんどん吸収して得意になっている子もでてきています。

本来なら、苦手な範囲にも関わらずです。

 

同じように教えていても、すぐに指導内容を理解してしまう子もいれば、なかなか理解できない子もいます。

本当に、同じ言葉で指導内容を説明しているわけですから、理解するかしないかは生徒次第なんですよね。

 

理解しやすい子というのは、そもそもの地頭が違います。

もともと頭の回転が速いのに、今まで勉強してこなかったから点数がとれなかっただけなのです。

こういう子が塾で習い始めると、すぐさま成果を出してきます。

 

自分の点数が上がれば、モチベーションも上がってきますので、どんどん勉強に対するやる気が出てくるんですよね。

とはいえ、どんな子も地頭がいいわけではありません。

 

地頭がない子は、やる気でなんとかするしかありませんね。

数学が苦手だからといって、逃げ腰な子は成績を伸ばすことはできないですね。

苦手だからこそなんとかしたいと挑戦する子だけが成績を伸ばせるんですよね。

 

心構えが変わってくると、地頭が弱い子でも少しずつ成果が上がっていきます。

成績を上げたいと強く想うことが何よりも大事だと思います。

もちろん、やることをやらないと成績は上がりませんけどね。

 

土曜日から冬期講習です。

気合いを入れて成績を上げにいきましょう!!

 

 

それでは、今日はこの辺で。