年をとってくると、ど忘れが多くなります。
たとえば、芸能人の名前とか、アスリートの名前などがとっさに出てこなくなります。
「え~と、あれ、なんだっけな?」が最近の口癖ですね。
そんな状態で塾の講師ができるのかと心配させてしまうかもしれませんが、勉強に関することはスラスラ頭から出てくるのです。
生徒からも「何でそんなに知ってるの?」と素朴な疑問のように聞かれたことがあります。
実はこれって毎日思い出す訓練をしているからできるんですよね。
私は一人で色々な生徒を指導していますので、週に同じことを何度も色々な生徒に指導します。
生徒の能力によって、若干説明の仕方や中身を変えたりはしますが、大体は同じことを繰り返しているだけです。
それを毎年繰り返しているわけですね。だから、指導する内容を忘れることはないのです。
この繰り返しというのは、理にかなった記憶法なんです。
何かを長い間記憶したいのであれば、毎日のように同じことを繰り返せばいいだけです。
私は仕事ですから自然と同じことを繰り返していますが、もし、仕事から離れて思い出す作業をしなかったらすぐに忘れてしまうのではないでしょうか。
これは勉強方法にも通じています。
私が最強だと思う勉強方法がまさにそれなのです。
繰り返しこそ、最善の勉強方法なんだと思います。
毎日同じことを繰り返すだけでいいのです。
でも、毎日繰り返す必要がありますね。
毎日覚えていかないと、人の記憶は日々リセットされてしまいますので。
とある中3生が英語の文法をしっかりとやりたいからと言って、自然と繰り返しを始めています。同じ問題を何度も覚えるまで繰り返しているのです。
この生徒は繰り返しの偉大さをよく知っています。だからこそ、自然にその動きができるのでしょうね。
私が日々実践してその成果を出しているわけですから、どんな人にも効果はあるはずです。
もし、何かを完璧に暗記したいのであれば、毎日少しずつでいいので、思い返しをやってみるといいと思います。
記憶力は年齢によって低下してしまうものですが、それに抗う方法はありますからね。
生徒だけでなく、保護者の方々も実践してみてはいかがでしょうか。
それでは、今日はこの辺で。