叱るべきときに叱らないのは、いけないことだと思う。

「暴れ小熊」という言葉を聞いたことがありますか?

これは中国人の子供を指す言葉らしいですね。

観光で日本に来ている中国人の子供が好き放題やっているところから、この言葉は生まれたらしいんですね。

 

実は、私も以前行った鹿児島旅行の最中に、この「暴れ小熊」に遭遇したことがあります。

フェリーで桜島から鹿児島中央へ戻っていた時でした。

私が船の甲板で景色を眺めていた時、その背後に大声で歌を歌う中国人の子供が近づいてきました。

 

この子は他の人の迷惑になることもお構いなしに大声で中国語の歌を歌っていました。

そして、バンバン飛び跳ねて大きな音を出していました。

さすがに親が止めるだろうと思っていたのですが、その親は笑顔でその子のふるまいを見ているだけでした。

 

この子のせいで、せっかくの船上からの景色も台無しでしたし、何よりイライラしましたね。とはいえ、怒ることはせず、じっと我慢しましたが。

これを見て中国人のイメージが悪くなってしまいますね。中にはいい人もいるのに。

 

こういう子が増えてきた背景には、叱れない親世代が増えたからだといいます。

長年、中国は「一人っ子政策」によって、子どもが一人しかいない世帯ばかりでした。

そのため、その子供は甘やかされて育ってしまい、そしてそれが今「暴れ小熊」の親になっているとのことなんです。

 

自らが叱られた経験がないために、我が子をどのように叱っていいかがわからない。

そんな親が増えてきているために、このような現象が起こってしまっているみたいです。

でも、これって日本人も同じような気がしますね。

 

最近の子供を見ていると、どうやら叱られ慣れていない気がします。

親からはもちろん、学校の先生からも叱られなくなっているみたいですね。

今の子たちはゆくゆくは、今の中国人のようになってしまうのでしょうか。

 

今でも昔でも、叱るときは叱らないといけません。

そこを子供に嫌われるからと、ビビッて叱らないなんてへっぴり腰ではいけません。

 

想像してほしいのは、今叱られる経験をしないで、いつ経験するかということです。

社会に出て仕事で失敗したときに、初めて叱られる・・・

叱られる経験がないと、そこで心が折れてしまい次の日から仕事に行かなくなってしまうかもしれません。

 

叱るというのは、子供のためにすることだと私は思います。

あの時しっかりと叱ってやればよかったと後悔して、遅きに失してしまってはダメですよ。

 

勉強しないで遊んでばかりいたら、しっかりと叱ってください。

ルールを守らなかったら、しっかりと叱ってください。

言うことを聞かなかったら、しっかりと叱ってください。

 

叱ることは子供をよくしたいという心の表れです。

子どものことを想うのであれば、ぜひ子供と接している今、きちんと叱ってください。

 

ちなみに、「叱る」と「怒る」は意味が違いますからね。

感情的になってしまうのが、「怒る」ということです。

「叱る」ときは感情的にならないように気を付けてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。