塾って必ずしも行かなくてはいけないものではありません。
むしろ、塾に行かないで勉強できるのであれば、塾なんて行く必要はありません。
やる気がないのに塾に来るなんて、とてももったいないことだと私は考えます。
やる気がなければ成績なんて上がりませんし、お金をどぶに捨てているようなものです。
生徒がやる気のない行動をしたり、私の言うことを守らなかったりしたら、私は結構な頻度で「もう、塾辞めなさい」と生徒に話をします。
不謹慎ではありますが、これは私の本心なので遠慮なく生徒に声をかけてしまいます。
塾の経営者としては、やる気がなくても言うこと守らなくても、お金さえ払ってもらえれば塾に通ってもらおうと考えるのが妥当でしょう。
でも、それってただの飼い殺しではないですか?
成績が上がる可能性がほぼないのに、塾に来させてお金だけもらうなんて、私はできません。
では実際に「塾を辞めなさい」と言われた生徒はどんな反応をするでしょうか。
ほとんどの生徒がその申し出を拒否します。
そして、やる気はすぐに出ないものの、言うことだけはきちんと聞くようになります。
今までで一人だけですかね?
「辞めろ!」と怒鳴られて、本当に辞めた生徒は。
ほとんどの生徒は辞めたがらないんです。
これは人間の性なんでしょうね。
「辞めろ」と言われると、辞めたくなくなるみたいな。
でも、本当にやる気がないのであれば、素直に辞めてほしいですね。
薄情だから言っているのではありません。
むしろ、その生徒のためにならないから言っているのです。
本当は私だって辞めてほしくはないのですから。
でも、相性が悪かったり、塾の方針に従えないのであれば辞めるべきだと思います。
そして、自分に合った塾を探したほうがいいと思います。
今日、課題が終わらなかった中3生がいました。
3日分終わってなかったため、今日は課題テストが受けられませんでした。
そんな生徒に、「ゲームやめるか、塾辞めるか、どちらか選びな」と聞くと、「だったら、ゲームやめる」と言ってくれました。
いかに勉強してもらいたくても、ゲームを完全に止める必要はないですけどね。
でも、ゲームに振り回されてしまってはいけませんね。
この生徒には「まず、家帰ったら勉強して、その日の課題終わってから、思う存分ゲームをやりなさい」と言っておきました。
「塾を辞めろ」という言葉は一見、残酷に感じるとは思います。
でも、その言葉で生徒が反省してくれるのであれば、私は今後も言ってしまうでしょうね。
最終的には言わないで、生徒が動いてくれるようにしていかないといけません。
それでは、今日はこの辺で。