必要な知識については、授業中に覚えさせることがあります。
「ここからここまで暗記してね、5分あげるから」
5分後、覚えたかどうかを口頭で確認します。
そこで覚えられなくても大丈夫です。
再度、覚える時間をあげて、また覚えてもらいます。
3回くらい覚えさせると、大体は暗記することができますね。
とはいえ、これだけで完璧に暗記できるわけではないので、その後宿題で覚えているかどうかを確認しないといけません。
覚えていないのであれば、そこで覚えなおしですね。
テストの点数をとるためには、どれだけ暗記させるかにかかっています。
暗記できなければ点数は上がりません。
だって、答えを書くことができませんからね。
それだけ暗記することは大事なんです。
しかし、「授業中に暗記してね」とお願いしても「無理です」と断る子もいます。
自分の能力ではこんなこと覚えられないとすぐにあきらめてしまうんです。
「覚えられない=点数は上がらない」となってしまいます。
そうなると、塾に通う意味もありませんし、点数が上がることもありません。
マイナスで考えてしまうのは仕方ないことかもしれませんが、それを声に出してはいけません。
声に出すと、それが真実になってしまうからです。
声に出して、耳で聞いてしまうと、暗示にかかってしまうんですね。
マイナス発言をしてもいいことはないんです。
私はマイナス発言をした生徒をすぐさま注意するようにしています。
すぐには治りませんが、ゆくゆくはマイナス発言をしない子に育ってもらいたいですね。
とはいえ、この生徒、本当に暗記ができないのかというと、そうではありません。
今までもかなりの小テストを合格してきましたが、記憶力が弱い生徒ではそれを成し遂げることはできなかったでしょう。
結局、このマイナス発言は能力が低いから出ているものではなくて、面倒くさいから出ている言葉なんですよね。
基本的には暗記ができない生徒というのはいないんです。
暗記をしようと思うかどうかで成績なんてすぐに変わってくるんですよね。
マイナス発言をよくしてしまう子は成績は伸びませんよ。
いつでもくよくよしていて、いいことはないんです。
家庭でマイナス発言していたら、「そんなことないよ」と否定してあげてくださいね。
どんな子でもやればできるんです。
周りが可能性を信じてあげることが大事だと思いますよ。
それでは、今日はこの辺で。