基礎力を120%にすると応用問題も解けるようになる。

先日、ノーベル賞医学生理学賞に本庶さんが受賞されました。

新たながん治療薬を発見したとのことで受賞されました。

人の免疫力を利用した薬だそうですが、私も詳しくはわかりません。

 

ただ、今日のテレビで、発見に至る過程をテレビ番組で紹介されていたのですが、基礎研究を繰り返していたときに、たまたま発見したものだというのです。

周りがただの石だと思っていたものが、実はダイヤの原石だったとおっしゃっていたそうですね。

 

コメンテーターの方が話していましたが、今回のことは基礎研究を地道にやり続けた成果だそうです。

基礎研究というのは、言葉通り基礎なんですよね。

だから、何かを狙って研究するとかではなく、本当に基礎を繰り返していたら生まれたものらしいのです。

 

改めて基礎の大事さがわかる出来事ですね。

強引に勉強の話につなげますと、基礎が完璧になるだけでは応用問題は解けるようにはなりません。

 

基礎が完璧になったところで、それは100%になっただけです。

100%では基礎の枠を超えてはいないんですよね。

基礎力は120%まで引き上げた方がいいと思います。

 

20%の超過分というのは、勉強の「速さ」でしょうね。

計算なら正確になるまでが100%で、素早く解けるようになって120%になります。

社会や理科なども速さが重要で、考える間もなくすぐに用語が頭の中に出てこないと120%にはなりません。

 

基礎を徹底的に磨いていると、応用ができるようになります。

いきなり応用にチャレンジしたとしても、基礎力が不十分だと解けるようにはならないでしょう。

そして、応用だけを解けるように応用問題ばかり勉強したとしても、応用が解けるようにはならないでしょう。

 

きっと今回のノーベル賞も同じだったと思います。

基礎を極める。それが今回の発見をもたらしたのでしょう。

 

小学生の算数の悩みに文章問題が解けないというものがありますが、これもまずは計算問題を極めてしまうことで解消されるのです。

基礎力を極めるのは、毎日の反復がどうしても必要なります。

毎日コツコツ簡単な計算でも構いませんので、速く正確に解けるようになるまでひたすら練習させてみましょう。

 

 

それでは、今日はこの辺で。