子どもというのは、目の前に辛いことや嫌なことがあると、すぐに逃げ出す傾向があります。
人間だもの仕方ないですけどね。
そういう私も学生時代は嫌なことからよく逃げ出していました。
目の前の嫌なことから逃げ出すのは簡単です。
一時的に解放され、心の平穏を取り戻すことができるでしょう。
ただ、ずっと頭の中にはしこりが残ります。
後悔というのは、後で悔いることなので、後にならないと起こらない感情です。
大抵の人間は「あのとき、もっとちゃんとやっていれば・・・」と思うものです。
つまり、嫌なことから逃げ出していても、幸せな未来は待っていないんですね。
大人になると、そういうことを経験していますので、子供に嫌なことから逃げ出すなとアドバイスができます。
しかし、子供にとってそれは未経験なことです。言われてもピンとこないんですね。
子どもにも、一度は後悔をさせてやらないといけません。
わざと失敗させるくらいでもいいかもしれません。
でも、それが高校入試だったり、大学入試だったり、就職試験だったりの大事な場面での失敗なら、後悔しても遅いですよね。
定期テストという後で取り返しがつく機会に失敗させるのが妥当だと思います。
定期テストの結果を見たときに、「もっと早くから勉強しておけば・・・」と後悔させないといけないのです。
そのためにも、定期テストの準備はしておかないといけません。
定期テストを子どもに意識させる必要があります。
定期テストを重要視させておかないと、後悔自体が起こりえないからです。
うちの塾では定期テスト一週間前に学校ワークを終わらせろと指示しています。
しかし、今回の定期テストはその前に新人戦がありますね。
中1・2にとっては、今回の定期テストは体力的にも肉体的にもキツイ試練になります。
でも、心を鬼にして勉強させてください。
定期テストは大事なんだと、意識させてください。
嫌なことから逃げない性質を持つためには、大いなる試練に立ち向かう必要があるのです。
あえて失敗させてもいいと思います。
ただ、それはある程度、定期テストの準備をさせる必要があります。
何度も事あるごとに「勉強しなさい」と言い続けることで、子どもは「言われたのにやらなかった」と思うようになりますから。
そういう下準備をした上で失敗させないと、子どもは後悔しませんよ。
子どもに言うことを聞いてもらうためには、経験させて反省を促すことが一番です。
最終的に勉強に前向きにさせるために、今できることをやっていきたいですね。
それでは、今日はこの辺で。