目標は低すぎても高すぎてもダメ。

成績を上げようとする意志はどこからくるでしょうか。

それは志望校に影響されることだと思います。

 

十分な成績をとっている人は、志望校のランクを上げないかぎり、これ以上成績が上がるのは難しいでしょう。

うちの生徒でも、塾のテストの判定がすでにSをとっている子がいます。

 

Sというのは、このまま順調にいけば合格できますよという判定です。

ということは、この生徒は今以上の努力をしなくても、合格できることになってしまいます。

 

こういう生徒は、志望校のランクを上げる以外、モチベーションを上げる手段はありません。

しかし、うちのこの生徒は、志望校を上げる気がないので、これ以上頑張ることはないでしょう。

 

もし、モチベーションが上がるとしても、それは成績が下がったときのみです。

こんな理由でモチベーションが上がったとしても、喜ばしいことではありませんね。

 

目標は現状よりも少し高めに設定すべきです。

低すぎれば、上記のような状態になってしまいますし、高すぎても頑張る気力がわいてきません。

であれば、適度な目標を設定することが大事になると思います。

 

目標は2段階で設定するといいと思います。

たとえば、現状だと鹿島高校にも入れない。でも、ゆくゆくは鉾田一高を目指したい。

そんな子は、まず鹿島高校に入れる実力を身につけるべきです。

 

少し高めの目標というのが、鹿島高校に進学することとなり、最終目標は鉾田一高に進学することになります。

中2生で2人ほど、このような目標設定をしている子がいますが、どちらの子も鹿島高校のハードルはクリアし、鉾田一高のハードルを越えるべく頑張っています。

 

千葉県側の高校であれば、最終目標は佐原高校だけど、まずは市立銚子高校に受かるだけの実力を身につけようとすればいいと思います。

一つ一つのハードルをクリアしていくと、それだけのモチベーションが上がってくることになります。

 

目標を設定することは大事なことです。

最終目標が高すぎる場合は、現状より少し高めの目標を目指しましょう。

 

目標を定めて、そのための準備をしていく。

それが成績を上げる上で大事になると思いますよ。

 

 

 

それでは、今日はこの辺で。