疑問に思わなければ、知識は得られない。

私は疑問に思うことを常にしています。

なぜ、そうなるのか?

疑問に思ったことがわからないと、人に教えることはできません。

 

なぜ?と常日頃から思うことで、知識を吸収する機会を得ることになります。

たとえば、今やっている朝ドラの「半分青い」というタイトルがあります。

こういう一見どうでもいいことでも疑問に思うことが大事だと思います。

 

なぜこんなタイトルなのか?

朝ドラを見ている人はわかることなので説明はしませんが、私は朝ドラを見始めたときから、疑問に思っていました。

 

話の中盤あたりに答えとなる場面が出たでしょうか?

答えがわかったときは「なるほど」と納得してしまいました。

この「なるほど」と思うことこそが勉強の醍醐味なのです。

 

私は授業中生徒に色々と疑問を投げかけ、「なんでそうなると思う?」と聞くことにしています。

たとえば、歴史の出来事を教えているとき、その出来事が起こったのは必ず理由があるのです。

 

それを説明しながら、生徒に考えさせます。

生徒はユニークな答えを出してくるので、その答えを聞くと笑ってしまうのですが、間違った答えを出したとしてもそういう考える経験が知識の暗記につながるのです。

 

優秀な生徒ほど、何でそうなるか?に敏感です。

授業中に私に「なんでそうなるの?」と聞いてくることが多いです。

私も考えつかない疑問をもつことすらあるので、私でも答えられないときがたまにあります。

 

そんなときは、授業中にも関わらず、スマホで調べることを許可しています。

今は、スマホがあるので、すぐにわからないことを検索して調べることができます。

優秀な生徒はすぐにその疑問を解消したいと考えるので、すぐに答えを調べたがるのです。

 

そういうことを自然とできる子は、歴史の事実や理科の現象を理由とともに覚えるので、ほとんど忘れることがなくなります。

一年前に指導したことでさえ、「だって、これってこうだからこうなるんでしょ?」と理由とともに、その事実を話すことができます。

 

一方で、理科や社会を勉強していても、何も疑問を持たずに勉強している子がいます。

こういう子は、言葉だけでその事実や現象を覚えるので、暗記したとしてもすぐに忘れてしまいます。

テストになると、問題で聞かれていることがわからずに正解を出すことができません。

 

実はこの疑問を持てるか持てないかについては、幼少期の子育ての仕方に起因します。

子育て時に子供に対して親が「なんでこうなると思う?」と聞いているかが大事なんです。

新しいことを知っていくときに、漠然とその言葉を覚えるのではなく、疑問に感じさせてから覚えさせていけばいいのです。

 

もう小学生・中学生だから遅すぎるということはありません。

今からでも疑問に思わせることが大事だと思います。

たとえば、テレビを見ているとき、買い物に出かけているとき、旅行しているときなど。

 

子供に疑問を持たせることができるタイミングはいくらでもあります。

自然と疑問を感じ、理由を調べる子にしておけば、自動的に頭はよくなっていきます。

 

どんな事実や現象も必ず理由というのがあるんです。

それを疑問に思う子だけが、成績を大きく飛躍できるチャンスを持っています。

ぜひ、子供との会話で疑問を投げかけることを取り入れてください。

 

 

それでは、今日はこの辺で。