塾の理想は「成績を上げること」。それ以外にないと思います。
とはいえ、成績を上げることだけを理想とはするものの、ただ成績を上げるだけではもったいないような気がします。
勉強という努力を通して、人生において大事な経験をさせてあげる。
これも大事な塾の理想です。
人生の中には頑張らなくてはいけない時期というのが存在します。
高校進学⇒大学進学⇒就職活動⇒会社の繁忙期などなど
人それぞれ節目節目で頑張らなくてはいけないのです。
その節目において頑張れるかどうかは、頑張った経験をいかに持っているかが大事になると思います。
最初の試練である高校進学。ここで頑張った経験をさせなくてはいけません。
この経験が次に活きていくからです。
頑張った経験がない人は、大事な時期に限界以上に頑張ることはできません。
高校進学で頑張った経験がない人は大学進学時に頑張るのは難しくなりますし、そこで頑張れない人は就職活動を頑張ることをしないでしょう。
そもそも、頑張った経験がないと精神力が弱い子になってしまうので、何か嫌なことがあるとすぐに心が折れて試練に立ち向かえなくなってしまいます。
どんな子も高校進学は人生で必ず通る試練です。その試練に立ち向かわないで今後の人生を乗り切ることができるでしょうか。
私が塾で育てたい能力というのは、「一人で頑張ることができる力」です。
人に頼らずとも、一人で頑張ることができないといけません。
「人と協力するな！」と言っているわけではないですよ。
人と協力して同じ目標に進むことも大事なことだと思います。
でも、いざという時は自分の力でその困難を乗り越えないといけないと思います。
高校進学も次の進む先も全力で頑張る。
これを続けていけば、一人で頑張ることができるようになるでしょう。
まだまだ最終的な進路を決めていなくても、目の前のことに一生懸命であることは大事だと思います。
成績を上げるための努力をしましょう。それが次の人生に活かされるはずですから。
それでは、今日はこの辺で。