うちの塾では単元ごとに確認テストを実施して、理解度をチェックしています。
宿題をただやっているだけなのか、それとも確認テストを想定してしっかりと覚えようとやっているのかは、確認テストが教えてくれます。
通常授業の合格点数は70点としています。
そんなに簡単なテストではないので、70点とれていれば、それなりに理解していることになります。
たとえば、英語の確認テストだと英作文が必ず入っていますので、その単元の知識はもちろん単語力もないと解くことはできません。
不合格の場合は、その次の授業で再テストです。
確認テストは同じものなので、次はその確認テストの対策をしてくれれば合格点をとることができます。
再テストをすることで、取りこぼしを防ぐことができるんですね。
生徒によって、確認テストのとらえ方も様々です。
再テストにも関わらず70点ギリギリしかとれていないのに喜ぶ子もいれば、
一回目の確認テストを不合格になって悔しがる子もいます。
中3になると、課題のための確認テストも追加されるので、受験間近になると確認テストだらけになります。
そんな中、自分に厳しくできるかどうかで、高校の合格が左右されていきます。
確認テストの合格を想定して課題を頑張っている生徒はしっかりと高得点をたたき出します。
一方で、課題をただやるだけで、確認テストはいつも不合格の生徒もいます。
そこで意識の差がはっきりとしてくるのです。
基本的に女の子の方が意識が高い生徒が多いです。
自分に厳しくできるため、確認テストの点数がギリギリ合格だっただけで悔しがります。
中には、合格しているにも関わらず、満点をとりたいから再テストを申し出てくる子もいます。
上記で紹介した生徒は高校受験も簡単に合格し、高校生の今でも熱心に勉強を続けています。
人に言われて行動しているわけではないので、勉強しろと言う必要がない子なんです。
一方で男の子は合格自体を喜んでしまう傾向があります。
合格さえできれば何だっていいんだと考えてしまうんですね。
点数がギリギリだろうがなんだろうが気にすることがありません。
そんな中でも去年のとある男の子はガッツがありましたね。
そこまで高い志望校を目指しているわけではない、成績もどちらかというと低い生徒だったんですが、確認テストにはこだわりをもっていました。
能力自体もそこまで高い子ではないので、確認テスト自体が難しかったと思います。
しかし、人に負けると悔しがり、なんとかして人よりもいい点数をとりたいと頑張っていました。
塾の自習も皆勤賞をあげてもいいくらい、毎日勉強しに来ていましたね。
人それぞれ自分の望む目標は違うと思います。
しかし、意識の差はそんな目標とは関係がないんです。
自分に厳しくできる子は今後も自分に厳しくできます。
一方で、自分に甘い子はいつまでたっても自分に甘いままです。
自分の目標を叶えるためには、いかに自分に厳しくできるかが大事ですよ。
それでは、今日はこの辺で。