テスト結果は順位だけで判断するのは危険です。

定期テストの結果を見比べてみると、同じくらいの点数なのに学年が違ったり、学校が違ったりすると、順位が全然違くなります。

 

たとえば、400点以上の点数をとっていたとします。

ある学年では、20位前後の順位であるのに対して、

他の学年になると、10位以内がとれてしまったりしています。

 

これは平均点が異なるから起こることなんですが、

順位だけ見てしまうと10位以内の方が好成績をとったかのように見えてしまいますよね。

でも、それはあくまでも同学年の中で10位以内ということであり、それが好成績だと判断するのは間違いなのです。

 

具体的に今回の定期テストの平均点を比べて説明します。

神栖1中 5教科合計

中1・・・301.7点 中2・・・300.9点 中3・・・339.4点

 

同じ学校内でも、中3と比べて中1・2は平均で30点近く下になっています。

これは、中3は優秀ではあるものの、中1・2は中3に劣ることを表しています。

ちなみに、神栖1中は1学期に1回の定期テストだったため、範囲が広くなっています。

 

この場合は、中3生は相当高い点数をとらないと、いい順位をとることができません。

一方で、中1・2生はそこまで高い点数をとらなくても、いい順位がとれてしまうことになります。

 

定期テストは基本的に1教科平均70点を目安に作られるものです。

そうなると、5教科平均で350点はとってもらわないと、学校の先生の狙いが外れていることになります。

 

一方で、神栖2中の中2生の5教科平均を見てみると、287点となっています。

同じ学年でも神栖1中に比べて13点近く低いことがわかります。

もちろん、学校ごとに問題の質や量が異なるので、簡単には比較できませんが、神栖2中の出来の悪さが目立ちます。

 

しかし、神栖2中は生徒の人数が神栖1中に比べて多いので、神栖2中の平均点が低いからといって、上位陣の点数が低いわけではありません。

ちなみに、この学年の一位の子は合計480点をとっているらしいです。あくまでもうわさですが・・・

 

このように一つの学校、一つの学年だけで成績を判断しようとするのは危険なのです。

これは、高校入試の合否にかかわってきます。

高校入試は同じ学校の生徒同士で戦うわけではないのです。

 

もし、自分の学校よりも周りの学校の方が優秀だったらどうなると思いますか。

もちろん、自分の学校の生徒だけ不合格になり、ほかの学校の生徒は合格となるだけなんです。

 

順位だけで定期テストの結果を正確に測ることはできません。

とはいえ、順位を高くしようとすることは間違ってはいません。

 

大事なことは、学校内で1位を目指すことです。

そうすれば、最低でも自分の学校の生徒よりは上に立つことができるわけですから、

高校入試でも失敗はしないでしょう。

 

どんな環境でも、上を目指すことは大事です。

1位は無理でも5位以内くらいは目指してもいいのではないでしょうか?

ぜひ、自分の子の順位をできるだけ高くなるように導いてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。