保護者面談を行っていて思うのは、
保護者様はみんな我が子の行く末を心配しているということ。
当たり前のことですけどね。我が子のことを思わない親は基本的にはいないと思います。
自分の子には失敗のないような人生を歩んでほしい。
立ちはだかる障壁を想像して、事前に対策をとっていく。
そして、障壁を簡単に乗り越え、立派な人生を歩んでほしい。
もちろんこれは理想的な道筋ですよね。
失敗はしない方がいいに決まっています。
でも、失敗をしない人生なんてありえるのでしょうか?
答えはそんなことはないですよね。
失敗をしない人なんかいやしません。
人は失敗をして強くなっていくのですから。
大人の多くが色々な経験をしてここまで育ってきました。
そして、子供には同じ失敗をさせたくないと考えてしまうので、経験則からどんどんアドバイスをしてしまうのです。
でも、それは子供にはなかなか伝わりません。
だって、まだ経験もしていないのですから、そんな心配されたところで想像なんて容易にはできないんです。
私たち大人が色々失敗を重ねて成長してきたように、子供にも数多くの失敗をさせなくてはいけないと思います。
そのためには、何事も経験させることが大事だと思います。
子供のためを思って、危ない橋を渡らせたくない気持ちはわかりますが、あまり避けてばかりいると、強い人間を作ることはできないでしょうね。
勉強でいえば、まずは多くの時間勉強させることが大事になります。
それが効率がいいのか悪いのかは二の次です。
まずは子供の思った通りに勉強させてみましょう。
結果が悪かったら、何がいけなかったのかをいっしょに考えてあげるのがいいでしょう。
そして、次はどうしたらいいのかも一緒に考えてあげるのです。
反省をしっかりとして次に活かせば、失敗も悪いものではなくなります。
しかし、何もチャレンジさせていなかったとしたら、失敗することもありえません。
失敗をさせるためには、まずはチャレンジさせることが大事なのです。
失敗は早めのほうがいいと思います。
人生の大事なポイントで失敗させたくないのであれば、早めに失敗をさせておかなくてはいけません。
失敗に慣れてしまってもいけませんが、人生の成功者になりたかったら、失敗をたくさん経験させ、乗り越えるための力を養ってあげましょう。
それでは、今日はこの辺で。