「成績を上げる気がないなら塾を辞めた方がいいよ・・・」
これはやる気のない子に語る私の口グセです。
ひどい言葉のように聞こえるかもしれませんが、生徒のためを想って言っています。
せっかく通っている塾です。どうせなら成績を上げようと思ってほしいのです。
ちなみにこの言葉は成績が低い子だけではなく、いつも高得点を取っている生徒にも言っています。
普段、高得点をとっている子が、成績を下げても反省せずにヘラヘラ笑っている。そんな時に上のセリフを言っています。
成績が低い子にこの言葉を言うと、こんな返答をする子がいます。
「だって、自分には才能がないんだもん、成績上げるのなんか無理だよ」
本人としては、成績を上げたいとは思っているけど、自分には才能がないから成績は上がらないと言っているんですね。
確かにそういうこともあるでしょう。
ほとんど勉強をしていない子が平気で高得点をとってくる。
そんなこともあります。
そういう子は確かに才能があるのかもしれません。
しかし、ほとんの子が才能なんてそれほど持っていないのです。
才能が少ない子がすることは努力しかないのです。
もし、これ以上できないくらいの勉強=努力をしても、成績が上がらなかったとします。
それは、もう才能がないと言わざるを得ませんね。
しかし、自分に才能がないと言っている子は努力すらしていないんです。
成績は上げたいけど、努力はしたくない・・・だから才能のせいにしてしまおう!
子供の心理はこんなところでしょうか?
でも、この考えって、とても悲しい考え方ではないでしょうか?
だって自分には可能性がないと認めてしまっているんです。
そんな子は今後、何か大変な試練に差し掛かった時に、すぐに逃げ出す人になってしまうかもしれません。
才能がないと言っていたら、限界まで勉強させてみましょう。
本当に才能がないのか、確かめてみましょう。
才能がないとほざくのは、努力をしてから言え!!と言ってしまってもいいかもしれません(笑)
才能がゼロの子はこの世にはいません。
人それぞれ才能の量は違うでしょうが、ゼロではないんです。
だからこそ、きちんとその人にあった努力を行えば成果はついてくるんです。
一度でいいから全力で勉強させてみてくださいね。
自分の子の才能がないとあきらめるのは、その後でもいいじゃないですか?
次の定期テストがいいチャンスです。ぜひ実験してみてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。