私はこの塾を出す前に3つの塾で働いていたことがあります。
今までの塾は、宿題を出す塾、出さない塾、出す塾そして今は出す塾です。
2番目の宿題を出さない塾では、授業中にたくさんの問題を解かせていました。
塾の授業だけで問題をやらせていたんですね。
その塾は授業時間が長かったので、十分に問題演習をすることができました。
他の宿題を出す塾では、授業の進んだ分だけ出すようにしていました。
今も上記のようにやっています。
宿題を出す意義というのは、塾の授業の復習が主なものですが、それとは別に塾に頼らないで考えさせたいというものがあります。
塾の授業中も問題演習はさせますが、先生が近くにいるのでわからないとすぐに質問してしまいます。
それでは、自らが考える時間がありません。
習ったことを思い出す作業が必要なのです。
そして、家庭で勉強する習慣も身に着けてもらいたいところです。
私としてもちゃんと考えて宿題を出していますが、なかなか意図通りに宿題をやってくる子がいないんですよね。
宿題をやるベストタイミングは授業があった次の日までです。
しかし、子供というのは楽をしたい生き物なので、授業間近に宿題を仕上げようとします。
そうすると、授業からかなりの時間が経過しているので、授業で習ったことを忘れてしまうのです。
せっかく理解したことも、忘れてしまっては意味がありません。
そして、宿題を出す意義でもっとも大事なことは、生徒に何をしたらいいかを考えさせないことです。
子供というのは、やりなさいと言われたことはできますが、自主的に必要に応じて勉強することはなかなかできません。
本来なら、自ら考えたうえで、必要に応じて勉強をしてもらいたいのです。
しかし、そうできる子はなかなかにいないもんなんです。
しかも、そうできる子というのは、自らが勉強できる子なので、塾は必要なくなります。
塾に通っていて、その塾が宿題を出しているのであれば、授業の次の日には宿題をやるように声掛けをしてください。
そうしないと、せっかくお金を払って通わせていても、成績が上がらないなんてことになってしまいます。
正しい勉強をさせることで、塾に通わせる意味が出てきます。
塾に通わせておけば自然と成績が上がるなんてことは絶対にないですからね。
家で勉強できない子は成績が上がることはありえません。
ぜひしっかりとお子さんを監督してくださいね。
それでは、今日はこの辺で。