読解力っていつの間にかついているものなのかもしれない。

春期講習が終わって、今日から塾は通常授業が再開されます。

通常授業が再開されるということは、英単語のテストも再開されるということです。

在塾生のみんなには水曜日に英単語のプリントを配布するから、必死になって覚えていこうね。

 

それでは、本題に。

今日はとある中2生の成長をお話しします。

 

この生徒はゲームが大好きな普通の生徒なんですが、一つ平凡でない点があるんです。

それはひたすら本を読んでいるということ。

時には、自分の財布からお金を出し、中古本などを買ってきてはどんどん読み進めています。

 

私は本を読むことはとても素晴らしいと思います。

ゲームをしてもスマホで遊んでもいいのですが、本を読んで活字に慣れさせることがとても貴重なことだと思うのです。

 

かく言う私は学生時代、本を読むことがとても苦手な子でした。

そんな私と比較すると、この生徒はとても素晴らしい行動をしているんですよね。

もちろんこの子の保護者もどんどん本を買ってくれています。

 

とはいっても、本を読んだからすぐに読解力が身について成績がよくなるという簡単なことではないんです。

以前のこの生徒は問題で聞かれていることがよくわからずに、問題が解けなかったんですね。

 

しかし、最近少しずつ変わり始めているんです。

それは、以前解けなかった問題が解けるようになってきたんです。

本当に少しずつではありますが、できる問題が増えてきたんです。

 

これって成長しているということなんでしょう。

時間はかかっているかもしれませんが、確実に成長しているのです。

 

この原因は、もちろんこの生徒がまじめに勉強してきたからに違いありませんが、本をたくさん読んでいることが影響しているのではないかと思うのです。

読解力がついたかどうかはまだまだわかりませんが、少しずつ成長してきていることは感じます。

 

本を読むことで読解力が身につくのは本当です。

ただ、それは個人差があるのも事実です。

しかし、必ず成長の兆しが現れ始めるんです。

 

本を読むことで身につくのは読解力だけではありません。

知識も身に付きますし、語彙力も身に付きます。

本来なら中2で知らない知識すらも、教わることなく知ることができるんです。

 

これらすべてが勉強の成績につながっていきます。

考えてみてほしいのですが、知識のない人間が社会や理科に興味をもつと思いますか?

そして、興味すらもてない子が勉強して成績を上げることができるのでしょうか?

 

答えは容易に想像できるかと思います。

ゲームやスマホを与えることだけが子供にしてあげられることではありません。

活字に慣れさせる。それは漫画から始めたっていいんです。

 

本が読めない子は教科書だって読むことはできませんからね。

教科書が読めなかったら、自分で勉強していくことは不可能でしょう。

まずは、子供が興味を持つ本から与えてみてはいかがですか?

 

 

それでは、今日はこの辺で。