春期講習3日目です。
今日はとある小学生のお話を。
この生徒は最近入塾した生徒なんですが、基本的に勉強嫌いな生徒なんです。
ある日、となりでこの子とは違う小学生が都道府県のテストを行っていました。
それを見て、自分もそのテストをやりたいと言ってきたんです。
私はこの子が勉強嫌いな子だから、そこまでしっかりと覚えていないだろうと甘く見ていました。
しかし、今日、都道府県のテストをしてみたら、すらすら答えを書くのです。
しかも県庁所在地まで完璧に覚えていました。
私は驚いて「なんでこんなにできるの?すごいね!!」と思わず言ってしまいました。
その子もまんざらではない様子で、ドヤ顔をしていました。
続けて、私は「なんでこんなに覚えたの?学校の授業だけでは覚えられないよね?」と聞くと、この子は「お母さんに徹底的に覚えさせられた」と答えていました。
よくよく聞くと、お母さんが勉強を教えるときには相当スパルタらしく、覚えきるまで何度もテストをさせられたらしいのです。
これってとても素晴らしいことだと、私は思います。
勉強嫌いな子が自分で率先的に勉強することはまずありえません。
特に小学生のように幼いときには、ある程度の強制力が絶対に必要なんです。
私も小学生のときは母親から何度もテストをさせられました。
そのおかげで漢字テストでは満点がとれましたし、都道府県も国名も暗記することができました。
今思えば、母親がそのようにしていなかったら、今頃何も知らない大人になっていたのかもしれません。
自分の子が勉強は嫌いなんだろうと思ったら、強制的にでも勉強をさせるべきだと思います。その間、親子でけんかもするでしょうが、結果的に見たら、やってよかったになるはずです。
子供の自主性なんてそんなに簡単には出てきません。
特に小中学生のころは、親が強制力を持たないと勉強なんてするはずがないんです。
勉強しないなら、させてくださいね。
自主性が現れるのは成績が上がってからです。
ただ待っていても子供は変わってくれませんよ。
それでは、今日はこの辺で。