羽生(はにゅう)が勝って羽生(はぶ)が負ける

一昨日は羽生結弦選手が金メダルをとって日本が沸いていましたね。

そして、同日、藤井5段(今は6段)が羽生善治竜王を破って優勝していましたね。

で、上記のタイトルが世間をにぎわせたようです。

 

羽生結弦選手は本当に素晴らしい演技でしたね。

昨年11月にケガをして、今回のオリンピックは絶望と言われていたのに、金メダルをとってしまう。こんなすごいことを成し遂げる人間がいたんですね。

 

世間ではケガをした当時、オリンピックはダメなんではないかと予想していました。

ただ、私は当時「きっと大丈夫なんじゃないか」と信じていました。

なぜ、信じることができたのかというと、これまでの羽生選手の行動を知っていたからです。

 

彼は有言実行をするタイプの人間です。

こうする、これを成し遂げると周囲に必ず公言しています。

このように自分にプレッシャーをかけ、難題をクリアしてきたのです。

 

そんな人がケガくらいでへこたれるでしょうか?

3か月以上リンクには上がってはいけないと指示が出ていたそうですが、

彼はその間、リンク外で体幹トレーニングや柔軟体操を繰り返していたはずです。

 

実際、復帰当日の練習では、羽生選手のジャンプの精度が上がり、体も柔らかくなっていると解説者が言っていました。

これが真実かどうかは明らかにされていませんが、私は彼が中途半端な努力はしないはずだろうと思っています。

 

私の教え子の中には、「この子は大丈夫」と思える子が何人もいます。

頑張り方だったり、考え方だったり、そういう子は他の子と違う何かを持っているのです。

実際、色々失敗はあったとしても、必ず乗り越える強い子に成長しています。

 

この偉業自体はとても貴重なことだと思います。

ただ、その偉業の背景に何があったのかを想像することももっと大事なことだと思います。

偉業を達成する人は、他の人とは違う本質なるものを持っています。

大事なことは、その本質を大切に育てることだと思います。

 

藤井6段もまだまだ中3という若さで、国民栄誉賞をとった羽生竜王を破ってしまっているわけです。彼は彼で素晴らしい本質を持っているのでしょう。

負けず嫌いであったり、努力する根性であったり、きっと他の人とは違う何かを持っているに違いありません。

 

特別な人間になることはそんなに難しいことではないと思います。

他の人とは違う本質なるものを見つけ、それを鍛えていくだけでいいのです。

ぜひ、自分だったり、自分のお子さんの本質を見てみてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。