聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥ですよ!

今日は自立支援学習日でした。

毎週、中3生は確認テストを実施しています。今回で11回目ですね。

昨日も書きましたが、この確認テストで日ごろの勉強量が見えてきます。

 

毎回1位を取り続けている生徒は、相当勉強をしています。

そこまで能力が高い生徒ではないのですが、努力で成績を上げてきました。

今年の中3の中でも断トツの努力量です。

 

この生徒も第3回までは2位とか3位の順位でした。

しかし、第4回から第11回までずっと1位を取り続けています。

第4回を実施したくらいの時期にギアを上げたのだとわかります。

 

確認テストはあくまでも課題から出されるものです。

その課題を納得がいくまで勉強すれば、いい点数はとれるのです。

一方、中途半端に勉強している生徒はいい点がとれないですね。

 

中3生の中で、その課題の取り組み方がまずい生徒がいるんです。

この生徒は数学が苦手な生徒です。

確認テストではどんな問題が出るのかは事前に教えています。

そのため、わからないことをわかるようにさえすれば、100点をとれるのです。

 

しかし、この生徒はわからないことをそのままにしてきました。

そして、何とかテストに合格するため、答えを丸暗記してきたのです。

 

私は数学の確認テストを採点するときは、ちゃんと理解して解いているかを確認しています。計算過程を見れば、ちゃんと理解しているかどうかはわかるのです。

この生徒の答案は計算過程が解説で書かれている通りに書いてありました。

つまり、丸暗記してきたんですね。

 

こんなことをしてこの問題が解けたとしても、同じような問題が入試本番に出たら正解が出せるのでしょうか。もちろん、できるはずがありませんね。

大事なことは、確認テストで合格することではないのです。

わからないことをしっかりとわかるようにして、入試で点数をとらないといけないのです。

 

この生徒には、先週も注意しました。

「わからないのであれば、事前に解き方がわかる人に聞きなさい」と。

質問する相手が私でなくても構いません。学校の友達に聞いたっていいんです。

 

しかし、この生徒は聞くことをしなかったんです。

それはとてもまずいです。

わからないことはわかるようになるまで粘る。それが受験生の大事な心構えですから。

 

受験まで残り1か月。周りに利用できるものは何だって利用してやりましょう。

最終的に受験で点数をとり、合格を勝ち取ればいいのですから。

合格を勝ち取るまでは油断せずに頑張っていきましょうね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。