テストが返却されたときに一番気になるのは、その点数ですよね。
前回の点数をしっかりと覚えている子は、成績が上がったかどうかを確認します。
また、周りの子とどのくらい違うのか、平均点とどのくらい違うのかを気にします。
前回の点数を覚えていない、自分の点数が上がったかを気にしない子はそもそも勉強に対する意識が低い子ということになります。
そうすると、どんどん点数を下げていきます。そして、どん底まで下がったときに、いきなり慌てだすのです。
点数を覚えているかどうかは、その点数にもよります。
例えば、テストが100点だったり、90点代だったりすると、その点数は覚えやすいものとなります。一方で、70点代、60点代だったりすると、とたんに点数は覚えにくくなります。
なぜ覚えられないかというと、その点数があまりにも中途半端だからです。
極端な点数だったら覚えやすいのですが、中途半端だと大体このくらいという感じで覚えてしまいがちです。
そして、もっと低くなれば、ますます点数は覚えづらくなります。
成績自体が点数で評価されている以上、点数はこだわらなくてはならないものです。
「点数なんかどうだっていい」と、無視を続けていると、取返しのつかないことになります。
点数を上げるのは、点数を下げるよりも難しいからです。
点数が下がってきたら、まずは食い止めることが必要になります。
勉強不足のせいで点数が下がったのなら、単純に勉強時間を増やせば事足りるかもしれません。現状維持を続けることも大事なことですからね。
ただ、前回よりも点数を上げるとなったら、今までとは全く異なることを行わないとダメです。周りにいる頭のいい人たちの行動を真似をしてみるとか、思い切って塾に通ってみるとか、今までとは違う行動をしてください。
とはいっても、前回の点数自体を覚えておかないと意味はありません。
そして、頭でその点数を覚えていられないなら、やることは一つしかありません。
それは、「メモをとって、見えるところに貼っておく」ということです。
前回の点数は学校の個票に表記されています。そして、この個票は定期テストの度に、実力テストの度に学校から渡されるものです。
定期的に渡されるものですので、点数を確認するのは難しくはありません。
そんな個票は見たことがないというのなら、子供が隠している場合がありますね。
成績が低くて怒られるから見せたくない。これが子供の心情です。
定期的に個票を子供から見せてもらいたかったら、なるべく成績で怒らないであげてくださいね。怒るのではなく、一緒に解決策を考えてあげてください。
点数を意識することは悪いことではありません。世の中は点数で評価をつけるものですから。まずは、定期テストの点数から上げていきませんか?
この地域の中学の定期テストは来月中旬から下旬にかけてです。もうすぐ2週間前になりますので、準備を開始させてくださいね。
それでは、今日はこの辺で。