本を読むことを薦めるのはなぜなんだろう?

今日は自立支援学習日でした。

中3生は受験まで後41日。切羽詰まってきましたね。

 

中1・2生も定期テストが迫っています。

3学期の成績は高校の内申点につながる大事なものです。

全力を出して取り組んでほしいですね。

 

さて、本題に。

よく大人は子供に「本を読みなさい」と話します。

私も子供のころ、本を読むように親から言われていました。

でも、子供のころの私は本の面白さがわからず、漫画ばかり読んでいましたね。

 

本でも漫画でも、作品を読むことで、その登場人物に感情移入できるようになります。

国語でも高校の現代文でも、物語文と言うジャンルが存在し、

それを解くためには、登場人物の感情が読めなくてはいけません。

 

感情といっても、ストレートに書いてあるわけではありません。

比喩などで表現されている場合が多いので、比喩表現からどんな感情を読み取ることが必要なのです。

 

そして、もう一つのメリットは話の展開がわかるようになります。

話の展開がわかれば、次に何が起こるのかを推測できるようになります。

そうすれば、すべてを読み込まなくても、大体の話の筋はわかってしまうのです。

 

展開が読めるようになれば、想像力も豊かになっていきます。

自らを登場人物に置き換えることで、本の世界を想像できるようになるのです。

 

これらのメリットはすべての勉強に活かすことができます。

例えば、歴史など、自らは体験できないような出来事でも、当時の人たちが何を考え行動していたのかを想像することができます。

 

勉強の多くが、実際に体験できないことが多いです。

その時、想像力が豊かでないと、その事象そのものを理解することができません。

体験していないからわかりませんでは、通用しないのです。

 

最近の子供は漫画すら読まなくなっています。

しかも、漫画の読み方すらわからないと言う子さえいます。

本に興味がなければ、漫画でもいいから読んでほしいのですが、そうもいかない時代なんです。

 

漫画を読むことでも、話の展開を読んだり、登場人物の気持ちを考えたりができます。

本を読ませることのハードルが高いのであれば、まずは漫画から読ませてみてくださいね。

 

ちなみに、うちの中1の男子二人は読書が大好きです。

一人は推理小説が好きなんですが、事件のトリックがわかると楽しいといつも語っています。もう一人は色々なジャンルを読む子なんですが、その子も本で得た知識を楽しそうに語っています。

 

中1のころからたくさんの本を読むことは必ず本人の財産になると思います。

小学生から中学生まではできるかぎり本を読ませた方がいいんでしょうね。

多感な時期だからこそ、読書の効果は絶大だと思います。

 

ぜひ、お子さんに本を読ませてくださいね。

 

 

それでは、今日はこの辺で。