知識が豊富な子は成績の伸びがよい。

当塾に入ったとしても、全員が全員、成績UPしているわけではありません。

ほとんどの生徒が成績UPできていますが、それは単に勉強するようになったからなんです。

 

塾に入る前は勉強時間がゼロ時間だったわけで、入塾後10時間以上も勉強時間が増えるんです。そうなれば大体の生徒が成績を上げるのは当たり前なんですね。

 

ほとんどの生徒が成績を上げる中にも、あまり点数が上がらない生徒も、急激に点数を上げる生徒も出てきます。

同じだけ勉強時間が増えたにも関わらず、どうして差が生まれてしまうのか・・・

 

それは才能という面が大きくなります。

そして、この才能というのは、どういう環境で育てられたかで決まってきます。

 

二人の生徒を比較してみましょう。

Aの生徒は「家族旅行には行った経験が少なく、普段もあまり家から出ていかない子」

Bの生徒は「家族旅行によく行き、昔からいろいろなことに興味をもち知識がある子」

 

この二人、どちらが成績を大きく上げるでしょうか?

実はそこまで大差はつきません。ただ、それは数学や英語に限った話です。

数学や英語は家でコツコツと練習をしていけば高得点が狙える教科です。

 

二人ともコツコツ家で勉強するタイプですから、テストではいい点をとってきています。

二人の差はこの二つの教科に関してはあまりないんですね。

 

しかし、他の国語、社会、理科では大きな差が出てしまいます。

それは、雑学などの知識が多い子ほど、創造力が豊かになり、上記の3教科の理解度が良くなるのです。

 

例えば、国語などは情景などが文章で書かれています。

知識がある子はその情景を文章を読んだだけで想像することができます。

 

しかし、知識のない生徒は想像ができません。

もともと頭の中に常識がないので、その場面を正確に想像することができないのです。

 

社会でもそうです。社会は人の営みを学ぶものです。

歴史であっても、地理であっても、人の行動を想像していかなくてはなりません。

そのためには最低限の常識が必要なのです。

 

勉強をできるようにさせたいのであれば、子供にいろいろな経験をさせるべきだと思います。上の例で旅行と書いたのは、それが一番手っ取り早く、子供にいろいろな経験をさせることができると思ったからです。

 

別に旅行でなくても構いません。

子供と一緒にいろいろなことを教えながら、自然と触れ合ったりすればいいのです。

ささいなことから始めてください。その努力がゆくゆくは子供の成長に大きくかかわっていくことになりますから。

 

 

それでは、今日はこの辺で。